今回nrf52840を使用したデバイス開発を行いました。
しかし、手元に、デバッガー(ICE)が存在しませんでした。
ST-LinkV2やSTM32 NucleoをJ-LinkOB化することが可能なのですが、nRF52840は使用不可でした。
正確には1.27ピッチのものはありましたが、2.54mmピッチのものが存在せず、改めて購入しました。
いざ、接続しようとしたところで、問題が発覚し、把握できたのでここに公開します。
問題とは、3.3vの電力供給が存在しないということです。
AE-LPC11U35-MBなどについている1.27ピッチのDapLinkのコネクタは3.3v出力が存在します。
しかし、J-Linkには存在しないのです。
以下は、その資料です。
(C)https://www.embitek.co.jp/technote/jlink/EUM_JP_JLink-Adapter.pdf
5Vにレギュレーターをかますこと、そして、100Kのプルアップを入れることを推奨されています
SIliconLabsのMini Simplicity Connectorは、なぜ専用コネクターなんだろうと思って、改めて見てみると
・Mini Simplicity Connector
https://www.silabs.com/documents/public/application-notes/an958-mcu-stk-wstk-guide-jp.pdf
pca10056 nrf52840DKのJ-Linkの回路を見てみますと、J-LinkなのにVDDが出力できるようになっています。
もう一つの出力にはその機能がありません。DetectをGndでやるところがすごいですよね。
これだと、VDDを別からとって、GNDをつなげることも可能ですよね。
普通の解決策は、レギュレーターを素直に入れるしかないでしょう。
ということで、入れてみました。
ちなみに、Psoc5のCY8CKIT-059 Psoc5 ProtoTypeingKitはPsoc4のJtagとしても使用可能です
が・・こっちも5Vなのでレギュレーターで3.3vに降圧する必要があります。
降圧ボードは、Aliexpress等で5枚で2ドル程度で購入可能です
やはり基準は5Vで必要な電圧は自分で作れということなんでしょうね・・・