日本パルスモーターのMotionnetデバイス 基礎学習セミナーを受講しました。
Motionnetとは
高速シリアル通信の規格の一つになります。
産業機器では EtherCAT や IO-Link などが有名で、Motionnet は聞きなれないのではないでしょうか?
Motionnet は RS485 を拡張し64台のデバイスを制御可能にしたものだそうで
マスター側の処理能力に依存しない上、低コストな点がメリットなようです。
基礎学習セミナー
基礎学習セミナーではMotionnetスターターキットを使用します。
Motionnetスターターキット
MotionnetスターターキットはMotionnetを試すことができるように制御基板とステッピングモーターがセットになったスターターキットになります。
パソコンとはUSB接続でローカル側を制御できるシステムです。
特徴的なのが、USBパラレル変換によりG9001Aにつながっていることおよび、これはデメリットになりますが
Motionnetの信号線がLanケーブルではないという事です。
もし、これが汎用のLANケーブルが使えるなら利便性が高いだけに残念です。
引用:https://www.pulsemotor.com/download/PDF/MotionnetStarterKit/MotionnetStarterKit_Leaflet.pdf
セミナーの様子
コントールソフト
スターターキットにはコントロールソフトが付属しておりこれにより制御可能です。
IO制御からモーションパターンの製作やモーションパターンにより制御できます。
サンプルもついており、初級セミナーを受講し、スターターキットを使うだけで一通りのことを試すことができます。
実使用に近づけるには
ローカル側の基板はG9002によりLEDとスイッチが、G9103によりステッピングモーターが動作します。
これらはカスケード接続されており、一通り扱えましたが、実使用ともなれば、複数のデバイスがつながっている状態を試したいところ。
中級セミナーではローカルボードを2枚使うことでこの辺りを学ぶことが可能だそうです。