記事について
今更ながらなのですが、
私は、今までなんとなくファイルパスなるものをなんとなくの認識で使用していました。
それも今では、調べれば答えが書いてあるのでそれをコピペして使用すれば簡単に使用できるからです。
あと、初歩的なところ過ぎて教わる機会もあまりありません。
ということで、キタミ式イラストIT塾基本情報を参考に初心者にもわかりやすく解説をしてみたいと思います。
とりあえず項目的には、
・ファイルとは?
・ディレクトリとは?
・ディレクトリ構造とは?
・ファイルパスとは?
で書いていきたいと思います。
そもそもファイルパスの「ファイル」とは?
もはやご存知だと思われますが、
PCは様々なアプリケーションソフトを使用してデータを処理します。
作成されたデータは再度利用する際に備えてアプリケーション独自の形式でファイルとしてハードディスクやSSDなどに記録します。
Excel -> 作成ファイル名.xlsx
Word -> 作成ファイル名.doc
メモ帳 -> 作成ファイル名.txt
エディタ -> 作成ファイル名.html
などなどです。
要は、ファイルはデータを一つの集まりとして記録するための入れ物的なものです
(.xlsxなど「.」から始まる謎文字は拡張子と言ってこのファイルは何々のファイルだよ!って意味合いです。)
「ディレクトリ」とは?
簡単にいえば、皆さんが普段PCを使用していると普通に使用されているであろう「フォルダ」のことという認識で大丈夫です。
使用用途について説明する必要もないと思いますが一応
ハードディスクなどはたくさんの情報を保持することが可能になります。
ただ、そこに先程説明しましたファイルをたくさん入れていってしまうと、
後でそのファイルを探そうとすると似た名前などによって探すのが大変になってしまいます。
そんな時に用途別に分別ができるようになるものが、ディレクトリ(フォルダ)です!
要は、フォルダやファイルを入れるための入れ物という認識で大丈夫です。
ディレクトリ構造とは?
まず、こちらをご覧ください。
ルートディレクトリ
これは、ディレクトリ構造というのですが実際こんな感じでご自身のPCもフォルダ、ファイルが保存されています。
各部位に名称があるので、説明します。
まず、写真左端の緑枠の中のディレクトリ(フォルダ)この部分が一番上の階層「ルートディレクトリ」です。
ルートディレクトリは、コマンド上なんかだと「 / 」,「 ¥ 」という記号で表します。
カレントディレクトリ
この自分が現在開いて作業しているディレクトリ(フォルダ)のことを「カレントディレクトリ」と言います。
カレントという言葉には、「現在の」という意味があります。
ちなみにカレントディレクトリを含む1階層上のディレクトリのことは、親ディレクトリと言います(今回の場合、ルートディレクトリのことですね)。
ちなみに、触れるディレクトリ(フォルダ)、ファイルはこちらの緑枠になります。
あくまで内部を触れるのは、ファイルのみです。
緑枠内ディレクトリ(フォルダ)にこの時点では、中身を確認できません。
確認するためには、1階層下に移動して確認といった感じになります。
サブディレクトリ
そして、この作業しているディレクトリ(フォルダ)から見て下の階層にあるこちらの緑枠
こちらが、「サブディレクトリ」と言います。
そうなると必然的に今作業しているカレントディレクトリが「親ディレクトリ」になりますね。
最初のうちはそういう物なんだと認識で大丈夫です。
ファイルパスとは?
簡単に言ってしまえば、「ファイルの場所を示す場所」ですね。
そのままですね笑
実はPCは、たくさんの情報量のあるデータの中からこのファイル見せて!だけでは、それがどのファイルを指し示しているか特定は無理なのです。
どこのディレクトリに入っているファイルで、そのディレクトリはどこにあるか、ちゃんとわかるように指示しなければいけません。
この「ファイルまでの場所を指し示す経路」のことをパスと言います。
このパスというのも、ルートディレクトリからの経路を書き記す絶対パスと、カレントディレクトリからの経路を書き記す相対パスという2種類の書き方があります。
【パスを表記するにあたって約束事】
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ルートディレクトリは「 / 」「 ¥ 」で表す。
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ディレクトリと次の階層との間は「 / 」または「 ¥ 」で表す。
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カレントディレクトリは「 . 」で表す。
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親ディレクトリは「 .. 」で表す。
絶対パスの書き方
このようにフォルダ1~3のディレクトリ(フォルダ)があるとします。
この際にフォルダ3階下のファイル1を参照したい場合は、
/フォルダ1/フォルダ2/フォルダ3/ファイル1
といった書き方になります。
特徴としては、ルートディレクトリから目的のファイルまでの経路を明記してやらなければいけないことですね。
相対パス
現在作業しているカレントディレクトリがフォルダ3の緑枠とします。
そして、参照したいファイルが一つ上の階層のファイル1になります。
この際にフォルダ2階下のファイル1を参照したい場合は、
./../ファイル1
と書きます。
解説として、ファイルパスとは?の中の約束事に書いてる通り
「 . 」は現在いるディレクトリ(フォルダ)を表す
「 .. 」はその親ディレクトリ(フォルダ)を表す
なので、
「フォルダ3からフォルダ2へ移動してファイル1を見に行く」と動いていたわけですね!
終わりに
以上がファイルパスとは何なのか?でした。
正直まだ奥は深いのかもしれませんが、最初のうちはこれくらい理解しておけば大丈夫だと思います。
この業界覚えることばかりで大変ですが、
必ず将来「あ、これ見たことあるぞ!」てな感じになるはずなので一緒にゆっくり色々と覚えて行きましょう!
以上