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Photoshop で画像をリサイズするなら補間方法はバイリニアにした方が良い場合もある

Last updated at Posted at 2015-06-07

 Photoshop でのリサイズで補間アルゴリズムに指定するのは大抵はバイキュービックだと思います。ドット絵などではあえてニアレストネイバーを指定して余計な補間がされないようにするということもあります。こうなるとバイリニアの出番って何?となるかもしれませんが、実はこいつが活躍する場面はあります。

 例えばこのようなカンバスいっぱいに色が塗られているような画像があるとします(画像A)。これをバイキュービックで縮小するとどうなるか。慣れている方ならすぐにピンとくるかもしれません。

画像A
画像A リサイズ前の画像

画像B
画像B バイキュービックでリサイズ後の画像

 このようにエッジに透明ピクセルができてしまいます(画像B)。透明ピクセルが残ると、エッジにメリハリがなくなるだけでなく、パターン素材としてタイル状に並べた際に本来は見えてはならない境界線が浮いて見えてしまいます。なのでこれを防ぐために背景色を塗っているシェイプをあらかじめカンバスよりも大きく作っておいたり、カンバス背景色を設定したり、リサイズ後に塗り直したりといった対策をするでしょう。しかしこれは面倒です。

 ここで一旦リサイズ前の状態(画像A)に戻って、こんどは補間をバイリニアにして実行してみます。するとこんどはエッジの透明ピクセルが残らなくなりました(画像C)。
画像C
画像C バイリニアでリサイズ後の画像。透明ピクセルができていない

 このように、エッジの透明ピクセルを作りたくない 場合には バイリニア を使うのが良いです。バイリニアでリサイズした場合はバイキュービックよりもほんの僅かに補間の繊細さで負けるかもしれませんが、ほとんど誤差の範囲でしょう。ぜひ UI 部品のリサイズでご活用ください。

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