こんにちは、 Twitch で Beat Saber などのゲームプレイ配信をしているうさぎ博士ちゃんこと Dr.USAGI です。今回は「 Warudo で Twitch のチャネポ交換をトリガーにしつつ、その N 秒後に何かするブループリント」の簡単な作り方を紹介します。
ブループリントの全体像
使用するプラグイン
- Timer 计时器 - LiYin(CubeSky)
解説
ブループリントの上の方が「チャネポ交換で何かしつつ、N秒タイマーをセットする」実装部分、下の方が「そのN秒後に何かする」実装部分、右側のプロパティがその動作に使う変数です。
この例では
- Integer 型の変数
cp_cam_timer
をブループリントに用意し、 - 下部の
On Every N Seconds
ノードをトリガーに毎秒cp_cam_timer
を1
加算し続け、-
cp_cam_timer
が0
の場合に「カメラをmain cam
に変更する(戻す)」処理を行い、
-
- 上部の
Twitchチャンネルが忠誠ポイントを交換する場合
ノードをトリガーにチャネポ交換タイトルが特定の文字列値かつcp_cam_timer
が0
以上の場合のみ「カメラをzoom cam
に変更する」処理を行いつつ、-
cp_cam_timer
を-5
に設定
-
しています。
cp_cam_timer
は初期値 0
で始まりチャネポ交換の状態によらずとにかく毎秒 +1 されます。+
(正) の値の場合は何もしません。 -
(負) の値の場合も何もしません。 0
の場合のみ「カメラを戻す」処理を行っています。
特定のチャネポ交換が発生した際に cp_cam_timer
が +
の値の場合は「カメラを変更する」処理を行いつつ cp_cam_timer
に何かしたい N
秒後の N
を -
の値で設定しています。
なお、今回紹介した方法のような簡単な仕組みで「トリガーのN秒後に何かする」処理を実装する場合は Twitch 側の該当するチャネポ交換の「引き換えのクールダウン時間」も N
秒に設定すると視聴者さんに親切かもしれません。
おまけ FAQ
Q 「Integer の変数を1秒毎にずーっとカウントアップしている処理は、オーバーフローで動作異常する可能性はありませんか?」
A 68年以上配信し続ける(Warudoを起動し続ける)予定がある場合のみ計算して必要なリセット処理を追加すればよいです。たかだか数時間や数日や数年ではカウンター変数のオーバーフローによる問題は発生しません。