Google日本語入力でかな入力する時に困りごとと解決法
Google日本語入力に限ったことかどうかは、他のIMEをほとんど使っていなないのでわからないが、かな入力をしていると時々不便なことにぶつかる。それをどうやって回避しようかというお話です。
もっとよいソリューションがあれば改訂しますが、とりあえずリリース。
1.漢数字が面倒:入力切り替えのキーバインドで!
縦書き原稿を書いていると、数字の表記で悩むことがある。全角数字は間抜けに見えるし、半角数字は横向きになる。
**「縦横中」**という機能があれば2桁数字を立ててくれるが、それ以外の数字は横向きになる。
いっそ漢数字にしてしまうほうが見栄えがいい。
しかし、たとえば「二〇一九年」と打ちたいとき、ローマ字入力だと普通に数字を打って変換すれば漢数字になる。しかし、かな入力では数字は直接打てない。
全角英数字や半角英数字には、かなで打ってから、Ctrl+pやCtrl+tで変換できる(後述)。
例:かなで「ふわぬよ」 → Ctrl+p → 「2019」
しかし、**そこから漢数字には変換してくれない。
Googleのケチケチケチ。
数字から漢数字に一発変換するには、半角でも全角でもいいから、**直接数字を入力する必要がある。**かな入力ではそれができないから、入力前に「英数字入力」か「全角英数字入力」に切り替えなくてはならない。
そこで、キーバインド設定の登場だ。例えばおいらの場合。
入力文字なし:Ctrl+Henkan:全角英数字に入力切替え
入力文字なし:Shift+Henkan:ひらがなに入力切替え
と登録する。こうすると、漢数字を打ちたい場所で、
Ctrl+Henkan → 「2019」 → 変換 → 「二〇一九」 → Shift+Henkan
となる。ローマ字入力に比べて二手間余分にかかるが、自分が覚えやすい、操作しやすいキーバインドを設定することで、入力効率は向上するはずだ。
2.英数字への最速変換:ショートカットキーで!
かな入力は英数字を入力する時が面倒だ。たとえば、
「CRTは英語でCasode Ray Tubeの略です」
という文を入力するとしよう。「CRT」は全角、「Casode...」は半角だ。
これを正直にやるとすれば、
全角英数入力切替え → 「CRT」 → ひらがな入力切替え
→ 「は英語で」 → 英数入力切替え/IME無効化 → 「Casode....」
→ ひらがな入力切替え/IME有効化 → 「の略です」
と、かなりの手間だ。これが、ショートカットキーを使うと入力方法を切り替える必要がなくなる。
- Ctrl+t:半角英数に変換
- Ctrl+p:全角英数に変換
- Ctrl+i:カタカナに変換
この3つのキーバインドを覚よう。上の入力はこうなる(確定作業は省いている)。
Shift+「そすか」 → Ctrl+P
→ 「は英語で」 → 「Shift+そちとらしい」 → Ctrl+t
→ Shift+Space → 「Shiftp+すちん」 → Ctrl+t
→ Shift+Space → 「Shiftp+かなこい」 → Ctrl+t → 「の略です」
要するに、入力したかなに対し,漢字変換する代わりにCtrl+t/Ctrl+pで半角英数変換/全角英数変換するということ。
以下、注意点だ。
- 変換したい英数字の大文字/小文字に見合ったキー入力が必要。
- 大文字の"C"を出したいなら、「Shift+そ」。
- 長い英文だと、全角入力のままでは半角空白(Shift+Space)が面倒。
- 英単語が続なら、IME OFFにするほうが手っ取り早い。
◆Ctrl+i のカタカナ変換も意外と便利だ。
**「コレをココにブッ挿してクれクれタこラ」**みたいに、文の一部がカタカナの時には自然な変換はしてくれない。明示的に入力するときにはカタカナ変換キーが便利だ。
手順は2通り可能だ。
- 変換したい単語だけ入力してCrtl+i
- 混在入力し、変換してから文節を調整してその部分だけCtrl+i
おいらは確実な方がいいので、1.を使っている。
※Ctrl+iを間違えていたので修正しました(2020/04/02)