1.はじめに
前回出版された「ジェイソン流お金の増やし方」と同様とても読みやすかった。また、ジェイソンの本職であるIT関係の話も出てきて、エンジニア転職を目指す私としてはとても有用な情報がたくさんあり、あっという間に読み終わった。全体的にわかりやすく解説してあるが、その中から特に印象に残ったことを取り上げて、私の感じたことを書きたいと思う。
1. 世の中に必要なものを察知する
ジェイソンは、トレンドを読み解く重要性を強調している。特に「自分に優れたスキルがあっても、世の中で必要とされていなければ仕事として成立しない」の言葉にはグサッとくるものがあった。自分が将来のためと思って勉強しているプログラミングも、何のためにを意識しないと意味がないということに気づけた。(やみくもに基礎文法や、コンペに取り組んでもダメなんだな〜と私は感じた)
このためには、Podcast等を使って情報収集することが勧めてあったので、私も早速通勤時やランニング中に聞き始めた!(ちなみに、今日聞いたやつでプログラミング言語の「LISP」というものを初めて耳にした。)
2. 世の中に必要な人材になる。そのための特技の掛け合わせ
ジェイソンは「IT✕日本語」の能力を追求してことで、会社の役員にまでなることができた。たとえば、プログラミングだけだと、母数(ライバル)が多いが、これに英語のスキルをかけ合わせると母数(ライバル)が減る(ただし、英語が普及している国は多いため、唯一性はないとのこと)。
また、これを達成するためにコツコツ努力する重要性も説明している。「なにが重要かを確かめながら動かしていく」ことで成功しやすくなる。いきなり多くの時間をかけてゴールを目指すよりも(MVP[MinimumViableProduct])という考え方「人々の希望を満たす最小限の価値をもたらすプロダクトの提案」を推している。
3.成長のスピードを重視する
成長スピードを意識する上でジェイソンは、成長できる職場・職務を選択し、個人の専門性の向上を重要視している。特にコロナ禍でジョブ型雇用が注目されており、今後はこれに移行すると予測している。成長を早めるポイントとしては以下が記載されている。
- 最初の5年は稼ぐより成長重視
- 目標をガチガチに決めない
その目標にこだわり過ぎると、目標に少しでも逸れたものは手をつけなくなる=他のチャンスを逃していまう可能性がある。そして計画通りにいかなくなると挫折してしまう。そうならないように日々小さな目標を立てて達成するを長期間積み重ねることが重要 - 責任を負う
「立場が人を育てる」いっそことの重責を負うのも成長のコツ。その分頑張って勉強するので成長できる。 - お金を基準に目標を決めない
お金を基準にしてしまうと、だいたいそこから成長しない。将来なりたい姿になるために必要なスキルをつけて経験を積むことで、それに見合ったポジション・収入がついてくる。