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Oracle Cloud Infrastructure(OCI) Database System のスケールアップ注意点

Last updated at Posted at 2018-12-26

はじめに

Oracle Cloud Infrastructure(OCI)のDatabase Systemについて、Cloudならではの気になった部分があるため導入前の注意点について"少し"まとめてみました。
少しでもOracle Cloudの導入の手助けになれば…

前提:今回は対象をVirtual MachineとしてBare Metalを対象としていません。

Database Systemのスケールアップ

2018.12.26時点ではスケールアップの仕様は以下となります。
- StorageのスケールアップはConsoleからボタン1つで可能
- CPU/MemoryのスケールアップはConsoleからボタン1つで不可能

そうすると、1回Database Systemを構築してしまうと、CPU/Memoryのスケールアップが出来なくなってしまう?となってしまいますが、安心してください。
その場合は、以下の方法で対応が可能です。
- Standaloneバックアップを取得する
- 上記のバックアップを使用して、新規Database Systemを構築する
※要はバックアップを取得して、他サーバーにリストアする

参考URL(https://docs.cloud.oracle.com/iaas/Content/Database/Tasks/recoveringOS.htm)
 > Creating a New Database from a Backup
  > To launch a new DB system from a backup

しかし、これを使用するために以下の制約があるためご注意ください。
- 同じAD内でDatabase Systemが構築される ---☆1
- 1node → RAC等の変更は不可能
- Database Editionは同じかそれ以上であること
- 同じhost名は使用できない(同じサブネット内で)---☆2
- Data Guard構成はサポートされない

また、マニュアルには記載ありませんが、構築画面や他の設計で注意が必要そうなのを以下に記載します。
- Database Systemの構築画面は、Internal IPアドレスをOptionで設定できないため、同じInternal IPアドレスは使用できない可能性がある→できなかった!
- 稼働後の運用にて、本番DB → 開発DBの構築で画面を使用したい場合は、☆1の制約から同じAD内で設計する必要がある
- 同じhost名を使用したい場合は、☆2の制約から既存のDatabase Systemを削除する必要がある
- 初期化パラメータのいくつかは設定が変わってしまう。(確認したのはSGAやPGAのみで全ては確認していない)
- OS領域の拡張はできない

今後、他にも情報Updateあったら追加していきます。
スケールアップについて検証したため以下にリンクを作成。
Oracle Cloud Infrastructure(OCI) Database System のStandalone Backupからの構築(検証編)

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