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Oracle Cloud Infrastructure(OCI) ComputeインスタンスのAD変更(移動)について

Last updated at Posted at 2019-02-18

はじめに

今回は作成したComputeインスタンスのADを変更(移動)する手順についてまとめてみた。
かなり簡単なため、まとめる必要もないが備忘録として。
image.png

前提

ComputeインスタンスのADを変更することだけを対象としているため、注意しないといけない他の部分については、今回は対象外とする。
(下記、例を記載)

  1. VCNも変更
  2. AttachしているBlock Volume
  3. Security Listなどの再検討
  4. mountしているFSS

制約の整理

変更するにあたって、VCNをそのまま使用すると下記の制約があるため注意が必要。

  • 同じInternal IPは使用できない
    (1つのVCN内に同じCIDRのSubnetを作成できないため)
  • FQDNまでを含めた同じホスト名は使用できない
    (1つのVCN内に同じSubnet Domain名は作成できないため)

ADの変更(移動)

Subnet2の作成

Networking > Virtual Cloud Networks
と進み、Subnet1が存在しているVCNを選択する。

Subnets > Create Subnet
と進み、AD2に所属するSubnet2を作成する。

[Create Subnetの画面]
001.PNG

以下注意点

  • AVAILABILITY DOMAINは変更元と違うのを選択すること
  • Subnet1と違うCIDRにすること
  • Subnet1と違うDNS LABELとすること

Boot Volumeのバックアップ作成

Compute > Boot Volume
と進み、Compute AのBoot VolumeでCreate Manual Backupを選択する。

[Create Backupの画面]
002.PNG

以下注意点

  • 初めてのバックアップの時はBACKUP TYPEがFull Backupとなる

BackupからのBoot Volume作成

Compute > Boot Volume Backups
と進み、作成されたバックアップでCreate Boot Volumeを選択する。

[Create Boot Volumeの画面]
003.PNG

以下注意点

  • AVAILABILITY DOMAINは変更元と違うのを選択すること

Computeインスタンスの作成

Compute > Boot Volume
と進み、バックアップから作成したBoot VolumeでCreate Instanceを選択する。

[Create Instanceの画面]
004.PNG
005.PNG

以下注意点

  • AVAILABILITY DOMAINは変更元と違うのを選択すること
  • Subnetも同様
  • また、IP予約をしていて、Public IPを変更したくない場合は以下の画面でチェックを外すこと!!
006.PNG

Computeインスタンスの削除

移動が終わったら、元のComputeインスタンスをTerminateする。

IP予約の再設定

(IP予約をしていた場合は)
Compute > Instances > 作成したInstance > Attached VNICs > 作成されているVNICを選択 > Edit
を選択し「Reserved Public IP」を割り当てる。
※階層はかなり深い

最後に

起動していることを確認して、実際に移動できているかを確認すれば問題なし。

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