Android ボタンの短押し対策について

はじめに

Androidアプリでよくあるやつです。

OnClickListenerを設定したViewを、もの凄い勢いで連打した場合、
高確率で複数クリックイベントが発行されてしまいます。

Activityが多重に重なったり、通信処理が複数走ったりと、バグの要因になりえます。

今回、ボタンの短押し対策をKotlinの拡張関数で実装してみました。

対策前

ボタン連打で多重に画面が起動する。

対策コード

拡張関数で以下を定義します。

画面に複数コントロールを配置していても、
clickTime が 1000ms 満たしていないと、クリック不可となります。

ViewExtension.kt

import android.view.View

private var clickTime: Long = 0

fun <T : View> T.setOnSafeClickListener(block: (T) -> Unit) {
    this.setOnClickListener { view ->
        if (System.currentTimeMillis() - clickTime < 1000) {
            return@setOnClickListener
        }
        @Suppress("UNCHECKED_CAST")
        block(view as T)
        clickTime = System.currentTimeMillis()
    }
}

呼び出し元はこんな感じです。

view.setOnSafeClickListener {
    // ...
}

対策後

画面をブロッキング(プログレス表示)しない場合は、
isEnabled や isClickable をよになに無効にすればいいかと思います。

hogeButtion.setOnSafeClickListener { button ->
    button.isEnabled = false
    // ...

以上。