FirebaseをAndroidアプリで操作する

FirebaseのデータにアクセスするAndroidアプリを作成した結果を備忘録として投稿します。

Firebaseとは

Firebaseは、Googleが提供しているBasSサービスです。リアルタイム通知可能、かつアクセス制御可能なオブジェクトデータベース機能に加え、認証機能も持っています。

ブラウザ(Web), モバイルアプリ(iOS, Android)からFirebaseのデータにアクセスすることができます。

Firebaseの使い方は以下のサイトを参考にしてください。

• Fireabse Developer Docs
• リアルタイム・バックエンドサービス「Firebase」を使ったWebアプリ作成 | infoScoop開発者ブログ

Androidアプリ

Android Quickstart - Firebaseを参考にして、FirebaseにアクセスするAndroidアプリをAndroid Studioを使って作成しました。

手順

1. Firebaseアプリを作成します
2. Android Studioで新規プロジェクトを作成します
3. Firebase clientライブラリをインストールします
4. Android permissionを追加します
5. Firebaseへのアクセス処理を追加します

Firebaseアプリ作成

リアルタイム・バックエンドサービス「Firebase」を使ったWebアプリ作成 | infoScoop開発者ブログを参考に、Firebaseアプリを作成してください。

Androidアプリ用新規プロジェクト作成

File-New-New Projectから新規プロジェクトを作成します。Activityを作れるならばどのタイプのテンプレートでもOKです。

Firebase clientライブラリのインストール

Android Atudioでプロジェクトに組み込まれているbuild.grandleを編集します。

dependencies {
　　...
   compile 'com.firebase:firebase-client-android:2.0.3+'
}

ビルドエラーになるので以下の記述も追加します。

android {
    packagingOptions {
        exclude 'META-INF/LICENSE'
        exclude 'META-INF/LICENSE-FIREBASE.txt'
        exclude 'META-INF/NOTICE'
    }
    ...
}

Android permissionを追加

AndroidManifest.xmlにインターネット接続用パーミッションを追加します。

    <uses-permission android:name="android.permission.INTERNET" />

Firebaseへのアクセス処理を追加します

Activity.onCreateにFirebaseアクセス処理を追加します。

    private Firebase mFirebaseRef;

    @Override
    protected void onCreate(Bundle savedInstanceState) {
        super.onCreate(savedInstanceState);
        setContentView(R.layout.activity_main);
        
        // クライアントライブラリにコンテキスト(Activity)をセットします。
        Firebase.setAndroidContext(this);

		 // Firebaseアプリへの参照を取得します
        mFirebaseRef = new Firebase(FirebaseアプリのURI);

        // 操作対象の参照を取得します         
        Firebase child = mFirebaseRef.child(データパス);
}

データ取得

操作対象に対してaddValueEventListenerを追加します。追加した時点でonDataChangeが呼び出されます。2回目以降は、対象データが変更されると呼び出されます。

    child.addValueEventListener(new ValueEventListener() {

        @Override
        public void onDataChange(DataSnapshot snapshot) {
            // snaphost.getValue()でデータを参照する。
        }

        @Override
        public void onCancelled(FirebaseError error) {
        }

    });

getValueしたデータは、HashMap形式になっています。

データセット

setValueでデータを追加します。値がnullの場合には項目が削除されます。Listerner登録しておくとセットした結果が通知されます。

    Map<String, String> data = new HashMap<String, String>();
    data.put("content", "Hello");
    child.setValue(data, new CompletionListener() {
        public void onComplete(FirebaseError error, Firebase ref) {
        };
    });

ユーザ認証

Firebaseのデータはデフォルトで誰でも読み書き可能になっています。Ruleを追加することによってアクセス制御することができます。アクセス権がないデータにアクセスするとFirebaseError(Permission error)になります。アクセス制御は以下のページを参照してください。

FirebaseのRulesを理解する - Qiita

アプリ実行

Androidアプリはemulator上からもFirebaseにアクセスできます。