はじめに
Spring Bootの開発環境を構築したので、その際の手順を初学者向けにまとめていきます。
今回は最小限の動作確認として画面が開ければOKとし、DB接続等は省きます。
環境
windows11
Java 21
Spring Boot 3.4.1
Maven 3.9.9
Thymeleaf 3.1.3
eclipseの導入
ここからインストール
今回は最新版(2024)をインストールします。
色々手間を省いていきたいので今回はFull Editionを選びました。
7zipで解凍しておきます。
JAVA_HOME
解凍したフォルダのjava配下に「set-JABA_HOME-21.cmd」というスクリプトファイルがあったので実行します。
これだけで環境変数をいじってくれるみたいです。
プロジェクトの作成
eclipseを開いて新規Springスタータープロジェクトを作成します。
Java バージョンが21になっていることを確認します。
今回はビルドツールだけmavenに変更しました(筆者の好みです)
依存関係は後から変更すればよいので一旦このまま完了します。
Controllerと画面を作成
- DemoController.java
画面遷移の処理をするコントローラークラスを作成します。
Controllerアノテーションはこのクラスがコントローラークラスであることを示し、HTMLなどのビューを返す場合に使います。JSONなどを返すRestControllerアノテーションと混同しないようにしましょう。
GetMappingアノテーションはHTTPのGETリクエストを処理するためのアノテーションです。下記ソースコードの場合は/demoへのリクエストを処理します。GetMappingの他にもPostMapping、DeleteMapping、RequestMappingなど色々あるので適宜使い分けます。
package com.example.demo.controller;
import org.springframework.stereotype.Controller;
import org.springframework.web.bind.annotation.GetMapping;
@Controller
public class DemoController {
@GetMapping("/demo")
public String demo() {
return "demo/demo";
}
}
- demo.html
src/main/resources/templatesの下にdemoフォルダを作成し、その中にhtmlファイルを置いておきます。
今回は画面表示さえできれば良しとしていますので、中身は簡単に記載しています。
<!DOCTYPE html>
<head>
<meta charset="UTF-8">
<title>Insert title here</title>
</head>
<body>
<h2>確認</h2>
<p>demo</p>
</body>
</html>
- pom.xml
thymeleafを依存関係に追加します。
プロジェクト作成時点でthymeleafを依存関係に追加するよう設定しておくことで、pom.xmlに自動で記述してくれます。
<dependency>
<groupId>org.springframework.boot</groupId>
<artifactId>spring-boot-starter-thymeleaf</artifactId>
</dependency>
動作確認
Spring Bootアプリケーションを実行します。
この時コンソールにエラーが出ていないことを確認します。
ブラウザで確認
→OK
http://localhost:8080/demo
あとがき
初めてSpring Bootを触る人にとって少しでも参考になれば幸いです。
今後Thymeleafの使い方やMybatisを使ったDB操作等もまとめていけたらと思います。