Linux構築用メモ
メモについて
- CentOS構築用のメモになります。
- すべての環境に当てはまるわけではないので注意ください。
- IPアドレスさえよく分からないときに設定を苦労した記憶があるので、数年前の自分でも設定できるように書きたい
CentOS構築時に実施すべき内容
本ページでのゴールは、CentOS7に”SSH接続”ができ、”インターネット”につながることです。
- インストール
- ホスト名の設定
- ネットワークの設定について
- FWの設定 など
- SSHの設定について
本環境について
項目 | 内容 |
---|---|
OS | CentOS7 |
IPレンジ | 192.168.1.0/24 |
デフォルトゲートウェイ | 192.168.1.1 |
DNS | 8.8.8.8 |
IPレンジってなんですか?
住所の範囲です。利用するネットワークの住所の範囲について、あらかじめ設計で決めておく必要があります。本当に何もない環境からのスタートの場合は、今ここで適当に決めてしまっても大丈夫です。
例;192.168.1.0/24
もし、既存ネットワークにルータやサーバがある場合は、例えばWindowsの場合はコマンドプロンプトにて、
$ipconfig
とうつことで、既存ネットワークのレンジを知ることができます。
※サブネットマスクに、255.255.255.0と記載があった場合は、/24です。
細かく記載すると長くなるので、それ以外の場合はツールで計算してください。
https://note.cman.jp/network/subnetmask.cgi
デフォルトゲートウェイってなんですか?
ネットワークの出口です。(厳密には0.0.0.0/0あての通信になるので、詳細は調べてください)
ルータやスイッチのアドレスであることが多いですが、
もし、既存ネットワークにルータやサーバがある場合は、例えばWindowsの場合はコマンドプロンプトにて、
$ipconfig
とうつことで、デフォルトゲートウェイが何に設定されているかが分かります。
DNSってなんですか?
データネームサーバです。
IPアドレス⇔URLを変換してくれるサーバみたいなもんです。
自分で構築してないよって人は、GoogleのDNSでいいとおもうので、8.8.8.8になります。
仮想基盤上に設定するのですが?
環境によって違うので難しいですが、VMware workstationの場合は、ブリッジネットワークにしておけば、
クライアントのWindowsと同じセグメントに仮想サーバが作成されたってことにできます。
https://docs.vmware.com/jp/VMware-Workstation-Pro/16.0/com.vmware.ws.using.doc/GUID-BAFA66C3-81F0-4FCA-84C4-D9F7D258A60A.html
つまり、普段物理的に使っている家のルータがデフォゲにすることができますので、
上記noteの手順にてIPアドレスなどの確認ができます。
インストールについて
公式サイトから引っ張ってきてください。
https://www.centos.org/download/
⑥ルートパスワードの設定をしてください。
ユーザは別に作らんでもよいです。
インストールが完了したら、再起動をします。
サーバの設定
ホスト名の設定
サーバのホスト名を変更します。
実施する目的としては、サーバに名前を付けます。必須事項ではございませんが、実施をおすすめします。
再起動後、変更されます。
$hostnamectl #ホスト名の確認
$hostnamectl set-hostname vm-u2kura # vm-u2kuraがホスト名
ネットワークの設定について
GUIがない環境で実施するのは若干面倒ですが、設定しておかないとい外部から入れないので、設定を推奨します。
CentOS7からnmcliコマンドが使えるので、これを使って設定していきます。
今までファイルを直接いじってた人もいると思いますが、こっちのが楽だと思います。
①NICの確認
NICの状況を確認します。
$nmcli con show
UUIDとNICの名前が表示されますが、グレー状態ですね。
起動していきましょう。
$nmcli con up eth0 #eth0は確認したNIC名
$nmcli con mod eth connection.autoconnect yes #NICの起動を自動化
Connection succcessfullyなる文字が出れば、起動成功です。
もう一度、「$nmcli con show」をうつと緑になっています。
自動化しないと、毎回サーバ起動後にcon up のコマンドを打つ必要がでてきます。めんどいっすよね。
警告
DHCPでアドレスが降ってこない場合は、NICが起動しないと思います。
その場合は、先にIPアドレスとDNSの設定を行ってから、NICを起動してください。
IPアドレスの設定
IPアドレスの設定をします。いわゆる住所の設定ですね。
DHCP環境の場合は、設定は不要です!!!!
$ip a #DHCPで降ってきているIPアドレスの確認。
$ip a #DHCPで降ってきているIPアドレスの確認。
$nmcli con mod eth0 ipv4.method manual #マニュアル化します
$nmcli con mod eth0 ipv4.addresses 192.168.1.100/24 #IPアドレスです。ぶっちゃけなんでもよい
$nmcli con up eth0 #NICの再起動
デフォルトゲートウェイの設定
デフォルトゲートウェイの設定を行います。複雑な環境でもなければ、ルータのアドレスになると思います。
$nmcli con mod eth0 ipv4.gateway 192.168.1.1/24
$nmcli con up eth0 #NICの再起動
DNSの設定
DNSの設定を行います。名前解決に必須なので、インターネットに出たい場合は設定が必須です。
$nmcli conn mod eth0 +ipv4.dns 8.8.8.8 #8.8.8.8にDNSを設定
$nmcli con up eth0 #NICの再起動
FWの設定 など
Linuxにデフォルトで入っている、FWを消し去ります。
インターネットに直で公開するWEBサーバなどはやめた方がいいかもですが、公開しなければ止めておく方が便利です。
また、別途FWが設けられているなら、そこまで気にせずに消し去ってよいと思います。
$systemctl stop firewalld.service #FWの削除
$systemctl disable firewalld.service #FWの自動希望無効化コマンド
SSHの設定について
証明書を用いたログインを推奨しますが、面倒なのでID/PASSにて外部からSSH出来る方法を記載します。
設定については自己責任でお願いします。
$vi /etc/ssh/sshd_config
#PermitRootLogin yes
#PasswordAuthentication yes
をONのコマンドを外してください。
vim分からない人は、i を押すと入力モード。
etc をおして、 :wq! で保存ができます。
静的ルートの設定が必要な場合はがんばって!!!
書くの疲れたので寝ます!!