`Schema::setConnection()` とは

Laravel 11.31 で、config で設定したデータベース以外でも簡単に使える、dynamic builder が追加されました(参照 Dynamic Cache, Database, and Mail Builders in Laravel 11.31 - Laravel News)。

$db = DB::build([
    'driver' => 'sqlite',
    'database' => データベースファイルへのパス,
    'prefix' => '',
    'foreign_key_constraints' => true,
]);

これを利用して、新しいテーブルを作成したい場合などは例えば次のようなコードが書けました。

$schema = Schema::setConnection($db); // <-----ここで setConnection() 使う

if (!$schema->hasTable('table_hoge')) {
    $schema->create("table_hoge", function ($table) {
      $table->string('hoge_id');
      $table->json('hoge_meta');
      :
      :
});

しかし、Laravel 12 ではこの setConnection() メソッドは削除されましたので、上記コードはエラーとなります。

Laravel 12 では 11 からの破壊的変更はほぼないと謳われていますが、「全くない」といっているわけではないので注意が必要ということです。

修正方法

次のように修正します。

$schema = $db->getSchemaBuilder(); // <-----ここで setConnection() 使っていたのを修正

if (!$schema->hasTable('table_hoge')) {
    $schema->create("table_hoge", function ($table) {
      $table->string('hoge_id');
      $table->json('hoge_meta');
      :
      :
});

簡単ですね。