#はじめに
こんにちは、uniです。
今回は、G検定2020#2に合格した私が、G検定の参考書について解説します。今すぐ行動できるアクションプランも同時に載せていますので、ぜひ参考にしてください。
最初に断っておきますが、この3冊だけでは**G検定全体の内容をカバーすることはできません。**しかし、この本を中心に学習すれば、G検定で出題される基本的な内容はカバーすることができます。その点だけご注意ください。
それでは、行きましょう!
#目次
1冊目:人工知能は人間を超えるか
2冊目:ディープラーニングG検定 ジェネラリスト問題集
3冊目:AI白書 2020
#1冊目: 人工知能は人間を超えるか
1冊目は、松尾豊著の**「人工知能は人間を超えるか」**です。
##特徴
人工知能・ディープラーニングの超入門書としておすすめです。単にG検定だけではなく、読み物としても面白いです。
G検定の入門書には、よく公式テキストと比較されます。この2つは、入門書としての内容は殆ど同じです。比較として表を載せておきます。
価格 | ページ数 | 書式 | 特徴 | |
---|---|---|---|---|
人工知能は人間を超えるか | 1540円 | 263p | 縦 | ビジネス書を読み慣れている人におすすめ |
G検定 公式テキスト | 3080円 | 344p | 横 | 教科書のようなものが欲しい人におすすめ |
以上の表より、価格・ページ数を踏まえると、前者のほうが手が出しやすいと思います。また、普段からビジネス書に読み慣れている方も前者をおすすめします。また、教科書を読み慣れている学生や読書が苦手な方には後者をおすすめします。書式が横で、色もついているので読みやすいと思います。
深層学習教科書 ディープラーニング G検定(ジェネラリスト) 公式テキスト
##アクションプラン
具体的なアクションプランは大きく3つあります。読み込む、注目する、ググるです。
まず「読み込む」です。この書籍は最低3回は読み込むようにしましょう。「3周も?」と思うかもしれませんが、この書籍であればそこまで苦ではありません。AI・ディープラーニングの基礎中の基礎となる内容なので、試験に出題された際、簡単な問題に時間を使わないためにも、知識を定着させるようにしましょう。
そして「注目する」です。特に、注目すべきなのは、カタカナや人名、略語です。例えば、カタカナなら、「シンギュラリティ(技術的特異点)」や「オントロジー」。人名なら、「レイ・カーツワイル」や「スティーブン・ホーキング」。略語なら、「doc2vec」や「BERT」などです。挙げればきりがないですが、試験では対策必須です。
最後に「ググる」です。書籍に出てくる言葉でわからないものがあれば、すぐにググる癖をつけましょう。『ふーん、そうなんだー』と理解しないままの流し読みは厳禁です。自分が本当に理解しているか随時確認して、書籍に直接書き込みながら、読み進めていきましょう。
#2冊目: ディープラーニングG検定 ジェネラリスト問題集
2冊目は、スキルアップAI株式会社の**「ディープラーニングG検定 ジェネラリスト問題集」**です。
##特徴
1冊目をインプットとすると、2冊目はアウトプットの書籍です。通称黒本と呼ばれています。
G検定の本試験と同じように、4択から選ぶようになっています。解説が詳しく説明されているため、わからなかった問題もすぐに解決することができます。さらに、巻末には模擬試験1回分がついているため、試験前の実力確認をすることができます。
##アクションプラン
まず、第1章から第7章まで最低3周しましょう。
1周目は、とりあえず自分が持っている知識のみでやってみましょう。答えをみてはいけません。自分に正直になりましょう。1章終わるごとに答え合わせをして、どこが間違っていたかを明確にします。
このときに大切なことは、まぐれで正解したかどうかということです。まぐれで正解したところは、自分を過信して「この単語はもういいや」となってしまいがちです。1周目は正解の有無に関わらず、解答の解説を読み込むようにしましょう。
2周目も、1周目と同様に進めるようにしましょう。第1章から第7章まで1周すると、はじめのほうの知識が抜けているはずです。同じよう解答の解説を読み込み知識を定着させていきます。
2周目が1周目と違うのは、確実に正解したところには問題文の横などにチェックをしておくことです。2周目は、1周目の内容をほとんど忘れている状態です。したがって、2周目で確実に正解した、覚えていたところはもう知識が定着している状態です。このような問題には、印をつけておいて3周目からは解かないようにしましょう。こうすることで、生産性高く問題を進めていくことが可能です。
3周目以降は、印をつけた問題を除いて、正答率を上げていきましょう。
すべての章で正答率9割を超えるようになるまで繰り返します。これができたら、いよいよ第8章に進みます。
第8章は総仕上げ問題です。試験時間120分をきちんと測り、本試験と同じ環境で解きましょう。くれぐれも少しずつ解くのは厳禁です。
1冊目の書籍でもそうですが、わからなかったことやググったことは直接書き込みましょう。ノートやスマホのメモ帳に書き込むのもいいですが、ノートと参考書をいちいち見直すのは時間の無駄です。直接書いていると、その場でわかりますし、なにより書いていると充実感があります。
#3冊目: AI白書 2020
3冊目は、独立行政法人情報処理推進機構の**「AI白書」**です。
##特徴
この書籍は、**紙かKindleか重々検討したほうがいいと思います。**ページ数が多いので、とにかく重いです。
紙の書籍は、
・辞書のように使いたい
・書籍に書き込みがしたい
・家や図書館などで、じっくりと勉強したい
のような方におすすめです。
Kindle版の書籍は、
・できるだけ軽く持ち歩きたい
・本のサイズを自分なりに変更したい
・通勤、通学時間などの、スキマ時間に読みたい
のような方におすすめです。
##アクションプラン
この参考書は、上記2冊の参考書と同時並行で進めてください。
ページ数が2冊に比べて非常に多いため、何周もする時間はないと思います。ですので、読み込むというよりも**『こんな事例があるんだ』**というレベルで読み進めてください。最低1周はしておきましょう。
といっても、こんな莫大なページがあるなか、何に注目して進めていけばいいかわからないと思います。G検定の模試・本試を受けた感想としては、法律関係の文章は読み込んでおくといいと思います。
AIについての法律は、まだまだ整備が進んでいないこともあり、最新の動向を掴んでおく必要があります。国内だけではなく、国際の法律にも注目して置く必要があるでしょう。
#まとめ
この3冊を完璧にやっておけば、高確率で合格できると思います。
試験前には、Study-AIの模擬試験で最後の総復習をしましょう。ただ、これらテキストにでてこない、自分で書き込んだこと以外のことも出てくると思います。時間に余裕を持って受験して、模擬試験の復習をしてから本試験に挑みましょう。
皆様の吉報を、心からお待ちしております!