以前、Arch Linuxを手動でインストールする記事を書きましたが、やはり実用的ではないので今回はarchinstallというスクリプトを使ってインストールしていきたいと思います。
カスタマイズ性の高さ、最小限のパッケージ(CalamaresやUbiquity不要)という点でArch Linuxの良さを活かしつつ、CLI上で簡単に(?)インストールすることができます。
USBの作成
前回の記事を見てください
起動、Wi-Fiの設定
Wi-Fi接続をします。デスクトップの場合はLANケーブルを繋げば特にやることはありません。
iwctl
以下を入力します。
device list
ここで表示された無線LANデバイス名をdeviceNameとします。
station deviceName scan
station deviceName get-networks
ここで表示されたアクセスポイントの名前をWifiNameとします。
station deviceName connect WifiName
exitでiwctlから抜けます。
これでWi-Fiの設定は終わりです。ネットに繋がっているかpingで確認しましょう。
ping google.com
(PingはControl+Cで終了)
TIPS:Macbook等でWi-Fiが繋がらないときの対処法
一旦有線でArch Linuxを導入した後、AURからb43-firmwareパッケージをインストールしてください。
archinstall
まずarchinstallを最新版にしましょう。(古いバージョンはdodgyです)
pacman -Syu
pacman -S archinstall
archinstallを実行します。
archinstall
解説が必要な項目のみ解説します。
・locale
en_USにしておきましょう、文字化け対策
ローカライゼーションは後で手動でやる必要があります。
・Disk Config
Disk Configは自動設定で十分です。
(古いバージョンだと少しくせのあるセッティングだった?らしい)
もしディスクに既存のデータが有る場合、予めデータ消去しておいたほうが良いかもしれません。(前回の記事参照)
・Profile
デスクトップ環境無し(Minimal)でインストールして、後からXfceとi3wmを追加しましょう
ちなみに、エディタのnanoが入ってなかったのでこれも後で手動で入れる必要があります。
・一般ユーザーの作成
一般ユーザーの作成は少し挙動が謎だったので、後で手動で作成すると良いです。
特筆すべき項目はこの程度でしょう。素晴らしきarchinstall!
設定
前回の記事の「起動とログイン」以下の項目と、「ローカライゼーション」の項目を実行します。
おわり
らくだね!