Tableauでダッシュボードを作成するときに、場合によってはオフにしておいた方が良い機能がいくつか存在します。そういう機能についてもっと知りたい!と思って以下のTweetをしたところたくさんのTipsが寄せられましたので、ここにまとめたいと思います。みなさん情報ありがとうございます!まだまだ募集していますので、ぜひTwitterでリプライいただけると幸いです。
オフにした方が良いかもしれない機能たち
ツールヒントのコマンドボタンをオフにする
ツールヒントには選択した値を除外したりグループを作ったりするコマンドボタンがついています。しかしダッシュボード利用者が不用意に触ってしまってフィルターされて戻せなくなってしまうこともあるので、使ってもらう想定でない場合はオフにしておいた方がよいです。
ツールヒントをオフにする
BANsのようにKPI値を数字としてドンと表示するときは、そもそもツールヒントをオフにしてしまう方が良い場合もありますよね。BANsの場合は、後ほど出てくる空白のオブジェジェクトでクリックを禁止するを使ってそもそも触らせなくするのもありです。
地図のパンとズームをオフにする
地図表現はとても魅力的ですが、デザイン性の高いVizであったり、閲覧範囲を細かく調整している時は地図のパンやズームをしてほしくない場合もあります。その方法をご紹介しています。
ソートコントロールの非表示
軸をクリックすると並び替えの順序を切り替えることができますが、ランキングを表示している時は並び順を変えて欲しくない場合もあります。そんな時の設定方法です。
Rikaさんのブログでも詳しく説明されていますので、こちらも是非ご覧ください。
アニメーションをオフにする
動作が思いダッシュボードではオフにした方が軽くなるシーンがあるかもしれません。
ハイライト機能をオフにする
デフォルトだとクリックすると同じディメンションのマークがハイライトされるのですが、それをオフにするというもの。利用者の性質や利用シーンによってはない方がわかりやすいこともあると思うので覚えておきたいですね。
空白のオブジェジェクトでクリックを禁止する
ダッシュボードでクリックして欲しくない領域があった場合は、左下のメニューにある「空白」というオブジェクトを浮動で配置して、さわってほしくないところに置くだけでクリックを禁止することができます。とても手軽なので覚えておきたいテクニックです。
モバイルレイアウトが追加されるのをオフにする
ダッシュボードを作成するとデフォルトでモバイル用のレイアウトが追加されます。私もPublic活動する上でよく直面するのですが、デスクトップ用にデザインしたダッシュボードがスマホでみるとモバイルレイアウトが適用されてレイアウトが崩れてしまうことがあります。モバイルを想定していない場合はオフにしておいた方がよさそうです。
ドリルアップ/ドリルダウンボタンをオフにしたい(方法不明)
日付や階層設定をしたディメンジョンではドリルアップ/ドリルダウンのボタンがつきますが。不用意に触ってしまうと粒度が変わってしまって、想定と異なる見辛い表示になってしまう可能性があります。これをオフにする方法は私もわかっていないのですが、もしご存知の方いらっしゃれば教えていただけると幸いです。
おわりに
Tableauは分析者を助けるために多くの機能を有しています。しかしことダッシュボードを閲覧する人(いわゆるViewer)にとっては不用意に触ってしまってダッシュボードの表示が崩れてしまう場合もあります。ダッシュボード設計者としてはこれらの点も考慮して、使いやすいダッシュボードを作っていきたいですね。