この記事の目的
エンジニアの努力が正しく評価されず
不当に安く買い叩かれる事案を減らすこと
情報処理安全確保支援士とは
IPAが主催している情報処理試験の1つで、
かつての名称は「情報セキュリティスペシャリスト」だった。
難易度について
情報処理試験におけるスキルレベルは4で、他のジャンルの資格と比較すると
簿記1級や、電気主任1種と並ぶ難易度に位置付けられている。
Wikipediaより
試験の水準は高く、日本国内で実施される情報セキュリティに関する資格試験では最難関にあたり、実務経験者であっても合格するのは難しい試験として広く認知されている。
面接における反応(実話)
品質保証とセキュリティを主力事業とする東証プライム上場のテストベンダー。
『私は安全確保支援士の資格を保有しています(どや!)』
↓
「でもアナタが希望しているのは品質保証ですよね」
「テストにセキュリティは必要ないから、そのアンカクとかいう資格は使いませんね」
「価値ゼロですね、年収アップの材料にはなりませんね」
結果
査定額0円(年収0円アップ)
これが、調理師免許だとかワインソムリエだったら分かる。
その資格、ソフトウェアに何の関係があるんですか? と。
でも、セキュリティってどんなソフトウェアにも必要でしょ。
ここの人事は年収を値切り倒すことしか考えていないようだ。
まるで、大事にしていた文庫本をブックオフに持ち込んだら、
買取価格が付かないので処分しておきましょうか、と言われたときの気分。
難易度を整理してみる
ここの会社の人事が恐ろしく無知なのか、これが普通なのか分からないが
おそらく、ITパスポートか何かとごっちゃになっているのかと。
なんだったら「情報セキュリティマネジメント試験」のほうが
名前にハッタリが効いている分、上位資格と思っている説すらある。
資格保有者の方々が同じ被害に遭わないように、難易度表を貼っておく。
IPAのみなさんへ
もう元の名称「情報セキュリティスペシャリスト」に戻しませんか?
少なくとも、私は今後、履歴書にはそう書くことにします。