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20年前に戻れるならどんなキャリアプランを描くか

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前置き

本来あるべき終身雇用とはこう。

あなたには定年までデジカメを開発してもらい
デジカメのスペシャリストになっていただきます。
ただし、定年までの雇用は確約しますし、
手厚い退職金や厚生年金も保証します。

こうすることで、人々は安心して働くことができ
日本は高度経済成長を成し遂げてきた。

派遣とピンハネ

ところが平成になって、あたかも全員がそうであるかのように
自由な働き方をしたい人いる、などと言い出し
小泉と竹中が製造業への派遣を解禁してしまった。

本来の派遣とは、特定の技能を持った人に、必要なときだけ助けてもらうこと。
例えば、水道業者には、トイレが壊れたときだけ派遣で来てもらう。
しかしながら、自社の主力商品であるデジカメを作るのに
正社員は最小限しか採らず、派遣でやりくりするような企業が出てくる。
(ミナミの帝王96巻~99巻のハケンの真実編を参照)

氷河期

当初は、派遣を3年以上続ければ、直接雇用になるルールだったが
2年11か月で契約を切って、再契約するスキームが横行した。
そうしてるうちに、不景気、震災などで売上が減ったとか
正社員様より派遣のほうが年上なのは指示が出しにくいとか
そんな理由で雇い止めに遭ってしまう。

デジカメを作っている同業他社に転職しようとしても、
同じように派遣を使い捨てることしか考えてないので採用されない。
こうして、キヤノンでしか使えない技術を抱えた35歳無職が生まれる。

ゆとり世代
 「10年もあったのに正社員になれないのは甘えだ、自己責任だ」
岸田
 「学び直しを、リスキリングを」

おまえら鬼か! おまえら悪魔か!

じゃあ、おまえがそのリスキリングとやらを実践して
自民党から共産党へ転職してお手本を示してみろ、という話。

根本原因

日本がこうなってしまった理由は明確。

人は人を救わない
自分さえ良ければいい

社員が10人で売り上げが10の会社があったとして、
不景気で売り上げが9に減ったとする。

全員の給料を1割カットして乗り切りましょう、とはならない。
1人を殺して(クビを切って)、残りは生活レベルを維持しようとする。

そして、殺された1人は、無敵の人(生活保護)になったり、
最悪の場合、銃を自作して英雄になったりする。

非正規について

非正規というと、まるで偽ブランド商品のような
何か悪いモノのように感じるが、もはやそんな時代ではない。

昭和の正規
・終身雇用
・年功序列
・社会保険料の負担は2割程度
・ボーナスは非課税
・年金の受け取りは60歳から、払った額の2倍以上返ってくる
・退職金控除2200万

令和の正規
・簡単にリストラ
・簡単に減給
・社会保険料の負担は4割程度
・ボーナスにもガッツリ課税
・年金の受け取りは(おそらく)70歳から、払った額の1倍返し
・退職金控除1600万

現代の正社員には、源泉徴収というデメリットしかないので
非正規(フリーランス)を目指したほうが良い。

具体的なプラン

社会に出て、最初からはフリーランスになれないため、
とりあえず、どこでもいいので正社員から始める。

必要最低限の仕事だけはして基本給を確保し、
定時で帰って、自己研鑽のための時間を確保する。

そして、1社の製品に依存するような技術ではなく、
TOEICなど、汎用性の高いスキルを身に付けるように心がける。
応用情報技術者レベルに達したら、独立を考える。

会社を愛したところで、会社は自分を愛してくれない。

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