はじめに
ユニバーサル基板デビューを果たしたクソ雑魚が「なんかアクリル板とか加工してかっけー電子工作してる人いるよね」とその世界へ安易に片足の親指だけ突っ込んでみた話です。無知や勘違いからお馬鹿な発言があるかもしれませんが、そのあたりは優しく見守ったり諭したりしてあげてください。
さらばArduinoUNO
リア友氏が自作キーボード界隈の住人となったのを知ると同時、僕はArduinoLeonardoとの邂逅を果たしました。
数年前に入門キットを買って踏み込んだ電子工作の世界ですが、とりあえずで入手してみたそれに入っていたマイコンボードはArduinoUNO(互換機)。もう平成も終わろうとしているのに今時TypeBのUSBで繋ぐとかあまりにもダサすぎます。お前はプリンターか。こんなイケてないクソデカボードとは早々におさらばしてやろうと思い小型ボードへ手を出しました。ところがまあそう意気込んで「おっ小型やんけ買いぃ♡」とポチった二代目もminiUSB。もう平成以下略。お前はPSPか。
ArduinoLeonardをすこれ
その後ようやく我が家へやってきたArduinoLeonardo(互換機)。ProMicroとかそんな名前で出回ってるイケてるヤツです。お待ちかねみんな大好きmicroUSB。TypeCへの移行が叫ばれる昨今ですがmicroUSBならまだ許される時代です。やったね!
けれどこいつが何より強いのは、そのサイズでも接続端子でもなく中身の方です。 なんとこれ汎用USBデバイスとしてドライバの追加無しでマウスやキーボードとして認識させることができるんです。 ATmega32U4というパーツのお陰だそうで、いやあ素晴らしい。最高。好き。
ArduinoLeonard、たとえばこんな使い方
先述のとおりキーボードに化けることができるので、まずはこんなものを作ってみました。
(https://twitter.com/unasenohkoku/status/1064078925192605697)再起動ボタンができてしまった pic.twitter.com/rh71rsrH2E
— うなせん王国@鍵島4/20 (@unasenohkoku) 2018年11月18日
右のボタンでLEDを点灯させると左のボタンが有効化され、左のボタンは一度押すだけで「コマンドプロンプトを起動」「再起動コマンドを入力、実行」に必要なキー入力を勝手にこなしてくれます。ボタンひとつで任意のキー操作を好きなだけ自動化できるわけですから、この再起動ボタンの有用性はともかく、ArduinoLeonard君の有能っぷりは疑う余地無しです。
いざデバイス化
こんなもの作るよ
(https://twitter.com/unasenohkoku/status/1104876436924428288)自作キーボードと呼ぶにはボタンが少ない気がしますが便利アイテム作ってます。
— うなせん王国@鍵島4/20 (@unasenohkoku) 2019年3月10日
右のボタンでロック(Win+L)、左のボタンはトグルスイッチで切り替えたモードに合わせてスリープ、再起動、シャットダウンです。
どのモードになっているかはディスプレイで確認できます。 pic.twitter.com/8JddBPnQkR
ユニバーサル基板デビュー
さて、いつまでもブレッドボードで砂場遊びをしてはいられません。デバイスと呼んでやらんこともない、と言える程度には仕上げたいのでユニバーサル基板への半田付けのお時間です。これに関しては先人達や熟練の猛者からのありがたいお言葉がググればいくらでも出てくると思うのでここには書きませんというか僕も半田付け酷いんで何も言えません許して。繋がりゃいいんんだい繋がりゃ。
あびゃーへたくそ
(https://twitter.com/unasenohkoku/status/1105484846153924608)ゔぉえ浮いた pic.twitter.com/azAaK9AYVj
— うなせん王国@鍵島4/20 (@unasenohkoku) 2019年3月12日
ジャンパワイヤの皮膜をひん剥いてみたら中の線めちゃくそ細かったんで富豪プレイをすることに。
(https://twitter.com/unasenohkoku/status/1105495373768876032)「とりあえず繋がればいい」などと証言しており pic.twitter.com/0VcrDgWzmm
— うなせん王国@鍵島4/20 (@unasenohkoku) 2019年3月12日
たぶんこういうの買えばいいんだと思います。↓
(http://akizukidenshi.com/catalog/g/gP-06756/)
まだまだ続くよパワープレイ。へたくそでもなんとかなるよ強引にグルーガンで対策。
(https://twitter.com/unasenohkoku/status/1105719650560532480)剥き出しの部分をコーティングして混線回避 pic.twitter.com/xAByw9AFOP
— うなせん王国@鍵島4/20 (@unasenohkoku) 2019年3月13日
かっこいいい人たちっぽい加工に挑む
半田付けが終わったら次のステップです。良い感じにケースとかなんかプレートとか付けたい。張り切ってアクリル板、と見せかけてPET板(見た限り違いわからん)に専用カッター、接着剤をホムセンで買ってきました。
(https://twitter.com/unasenohkoku/status/1105726733158801409)アクリル板、というかPET板を買ってきたんですがはちゃめちゃに硬いです切れません頑丈な方がええやろっつって3mm厚の買ってくるんじゃなかった
— うなせん王国@鍵島4/20 (@unasenohkoku) 2019年3月13日
なんか……駄目では?
マジで切れんので半田ごてで焼き切ることに。
(https://twitter.com/unasenohkoku/status/1105744070930886656)あとめっちゃ体に悪そうな臭いする
— うなせん王国@鍵島4/20 (@unasenohkoku) 2019年3月13日
このあたりで悟りました。なんかそれっぽいケースとか無理です。手持ちのアイテムでは、ぶった切れても”加工”はできないんです。またホムセン行くのもかったるいし業者への発注では何日か待たにゃなりません。今回は一発目だしいいか、ということで路線変更してスタンドってかただの脚だけ付けることにしました。
— うなせん王国@鍵島4/20 (@unasenohkoku) 2019年3月13日(https://twitter.com/unasenohkoku/status/1105753821219717120)
何が面白いって、これグルーガンで貼っ付けてるだけだしこの程度なら手元にあるユニバーサルプレート使えば済む話なんですよね何してんだろ。
半田で付かねえ、グルーガンでも付かねえ
この次ですが、ディスプレイが固定できねえ!
ち ょ ん 切 っ た ユ ニ バ ー サ ル ア ー ム で 挟 み ま し た 。
力こそパワー!
完成
(https://twitter.com/unasenohkoku/status/1105788404585775105)うなせんラボによる試製自作キーボード的なもの第一弾、初の基盤へのはんだ付けを終え良い感じに脚が付き無事にディスプレイも固定できたのでひとまずこれで完成とします。アクリル板(今回はアクリルじゃないですけど)の加工が今後の課題ですね。 pic.twitter.com/s8lzKhow2c
— うなせん王国@鍵島4/20 (@unasenohkoku) 2019年3月13日
おしまい
アクリル板はちゃんとした道具で切りましょう!!!!
半田付けが下手でも見栄えが悪い程度で済むなら問題ありませんが、ボディになる板は「見栄えが悪い=要件を満たす加工ができていない」なのでそうはいきません。半田付け終わるまでは汚いながらも良い感じな気してましたけどボディ部分は悲しい結末となりました。
機能的には意図したとおりに仕上がりましたが、ビジュアル面がなんとも言えないワイルドっぷりです。自宅にいながら即座にちゃんと切れる設備なり道具なりが欲しいですね。