最近耳にするようになりました、ヘッドレスCMS。
ヘッドレス…頭…を無くす…?
一体…何をレスしているの…?
そう疑問に思っている方も多いハズ。わたしもその一人。
ということで今回はヘッドレスCMSについて理解を深めていきたいと思います。
ヘッドレスCMSの特徴とは
ヘッドレスCMSとはずばり、バックエンドだけを提供するCMSのこと。
つまりフロントエンドいらず。ヘッドレス。ということです。
フロントエンドいらずと書きましたが、正確には自由に選択できるというのが、
一番の特徴です。
登場・普及の背景
どのデバイスからでもユーザーには最適な体験を提供するべき。ということから、
ワンソースマルチデバイスへのニーズの高まりが背景としてあります。
また、たくさんのサービスやデータなどが、すでにWeb上に公開されており、
これらのAPIをもっと活用しようという考え方が広がっているため普及し始めていると考えれます。
何がすごいの?
メリット1:ワンソースマルチデバイス
ヘッドレスCMSは吐き出されるAPIを使って、コンテンツを配信します。
APIを利用するのでワンソースで様々なフロントエンドデバイスに対応できます。
メリット2:分業作業できる
従来のCMS(WordPressでイメージしてもらうと分かりやすいかも?)では、
フロントエンドの作業後にCMS化という流れが一般的かと思いますが、
ヘッドレスCMSの場合、分業できるのでフロントエンドとバックエンドが同時に構築できます。
なんだか難しそう…
デメリット1:構成が複雑
自由度が高いということは、選定しなければならない事項も多くなります。
最適なスキーマも考えなければなりませんが、そのためのCMSです。
デメリット2:必要技術スキルの高さ
マルチデバイスなので当たり前ですが、Web以外にもアプリやサイネージなど、
要件にあわせて各デバイスに詳しいエンジニアが必要になります。
わたしたちへの影響は…?
正直すぐにお仕事レベルでの影響はないと考えています。
CMSの選択肢が増えただけなので、まだまだ動的CMSの需要が多いと思うからです。
ただ、それぞれの特徴は理解できるように勉強をしていきましょう。
ザッとまとめました。
静的CMSの特徴
- セキュア。障害復旧が早い
- ローコスト
- 配信手順にいくつかステップができる
動的CMSの特徴
- リアルタイム更新が可能
- シンプルな更新フロー
- 実装期間、費用がかかる
ヘッドレスCMSの特徴
- コンテンツの編集、管理、出力に特化
- 比較的短い実装期間
- お客さんへのラーニングコストがかかりそう
結び
ヘッドレスCMSとは…
API経由でコンテンツを提供するCMSのこと。
簡単に言うと、API生成ツールである。
参考にさせていただいた記事
https://codezine.jp/article/detail/15054
https://blog.microcms.io/what-is-headlesscms/