やりたいこと
IJONでファジングができる環境を整えること
また、IJONに必要なパッケージ等が非常に古くなっておりWSL等で動かそうとすると大体依存関係で問題が起こる
私が検証したときは
- Ubuntu 24.04.6 LTSとUbuntu 22.04.6 LTSでは
clang-6.0
のインストールがうまくできない - Ubuntu 20.04.6 LTSでは
GLIBC_2.33
とGLIBC_2.34
という比較的低レイヤーのライブラリを手動でインストールしなければならない
という点で詰まってしまい、断念した。
時間を溶かす覚悟がある人は試してみてもいいかもしれない。
今回はDockerを用いてUbuntu16.04での環境構築の記事となる。
具体的な方法
-
Ubuntu 16,04のイメージをpullしてきて起動
docker run -it ubuntu:16.04 /bin/bash
-
もろもろアップデート
apt update apt upgrade
-
git インストール
apt-get install git
-
homeディレクトリに移動してIJONのプロジェクトをgit pull
cd home git clone https://github.com/RUB-SysSec/ijon.git
-
もろもろインスト
apt install make apt-get install -y clang-6.0 apt install clang apt install g++
-
必要な環境変数を設定
export AFL_NO_X86=1 export LLVM_CONFIG=llvm-config-6.0 export CC=clang-6.0 export AFL_NO_X86=1
-
ijonをコンパイル
cd ijon make
-
llvm_modeの中でもコンパイル
cd llvm_mode make