はじめまして、ますみです!
A. はじめに
以下のように、普段terminalでls
と打ち、そのディレクトリのフォルダーやファイルを確認することが多いと思います。
この記事では、このls
を見やすく彩ってくれるコマンドexa
を紹介します。
exa
を使うと、以下のようにフォルダと色がついたりして、見やすくなります。
また、以下のようにより見やすくするためのオプションコマンドも紹介します。
B. インストール方法
1. brewのインストール
brewをインストールしている方はスキップして大丈夫です。
terminalで以下のコマンドを実行すると、Githubから自動的にダウンロードしてくれます。
時間がかかるため、安定したネットワーク環境で実行することをおすすめします。
$ /bin/bash -c "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/master/install.sh)"
こちらが参考リンクです。
2. exaのインストール
terminalで以下のコマンドw実行します。
$ brew install exa
3. 動作チェック
以下のコマンドを実行して、ファイルが表示されれば確認完了です。
$ exa
C. オプションの紹介
オプションとは、コマンドの後につけるものです。
主要なオプションとしては、以下のようなものがあります。
オプション | 機能 | ls | exa |
---|---|---|---|
-l | 一列にして表示。権限や所有者などの詳細情報も表示 | ○ | ○ |
-a | 隠しファイルも含めて、全て表示 | ○ | ○ |
-T | tree形式で表示 | × | ○ |
-L 2 | 2階層分のtreeを表示 | × | ○ |
--git | gitの状況を表示 | × | ○ |
$ ls
README.md ios pubspec.lock
android lib pubspec.yaml
build my_app.iml test
$ ls -a
. .idea build pubspec.yaml
.. .metadata ios test
.dart_tool .packages lib
.git README.md my_app.iml
.gitignore android pubspec.lock
$ ls -l
total 40
-rw-r--r-- 1 masumi.morishige staff 536 4 9 00:48 README.md
drwxr-xr-x 12 masumi.morishige staff 384 4 9 00:48 android
drwxr-xr-x 5 masumi.morishige staff 160 4 9 00:57 build
drwxr-xr-x 7 masumi.morishige staff 224 4 9 00:48 ios
drwxr-xr-x 3 masumi.morishige staff 96 4 9 00:48 lib
-rw-r--r-- 1 masumi.morishige staff 896 4 9 00:48 my_app.iml
-rw-r--r-- 1 masumi.morishige staff 4340 4 9 00:48 pubspec.lock
-rw-r--r-- 1 masumi.morishige staff 2658 4 9 00:48 pubspec.yaml
drwxr-xr-x 3 masumi.morishige staff 96 4 9 00:48 test
$ ls -la
total 72
drwxr-xr-x 17 masumi.morishige staff 544 4 9 16:34 .
drwxr-xr-x 3 masumi.morishige staff 96 4 9 00:48 ..
drwxr-xr-x 4 masumi.morishige staff 128 4 9 00:57 .dart_tool
drwxr-xr-x 9 masumi.morishige staff 288 4 9 16:34 .git
-rw-r--r-- 1 masumi.morishige staff 615 4 9 00:48 .gitignore
drwxr-xr-x 6 masumi.morishige staff 192 4 9 00:48 .idea
-rw-r--r-- 1 masumi.morishige staff 305 4 9 00:48 .metadata
-rw-r--r-- 1 masumi.morishige staff 4106 4 9 01:17 .packages
-rw-r--r-- 1 masumi.morishige staff 536 4 9 00:48 README.md
drwxr-xr-x 12 masumi.morishige staff 384 4 9 00:48 android
drwxr-xr-x 5 masumi.morishige staff 160 4 9 00:57 build
drwxr-xr-x 7 masumi.morishige staff 224 4 9 00:48 ios
drwxr-xr-x 3 masumi.morishige staff 96 4 9 00:48 lib
-rw-r--r-- 1 masumi.morishige staff 896 4 9 00:48 my_app.iml
-rw-r--r-- 1 masumi.morishige staff 4340 4 9 00:48 pubspec.lock
-rw-r--r-- 1 masumi.morishige staff 2658 4 9 00:48 pubspec.yaml
drwxr-xr-x 3 masumi.morishige staff 96 4 9 00:48 test
$ exa -T -L 2
.
├── android
│ ├── app
│ ├── build.gradle
│ ├── gradle
│ ├── gradle.properties
│ ├── gradlew
│ ├── gradlew.bat
│ ├── local.properties
│ ├── my_app_android.iml
│ └── settings.gradle
├── build
│ ├── flutter_assets
│ ├── ios
│ └── snapshot_blob.bin.d
├── ios
│ ├── Flutter
│ ├── Runner
│ ├── Runner.xcodeproj
│ └── Runner.xcworkspace
├── lib
│ └── main.dart
├── my_app.iml
├── pubspec.lock
├── pubspec.yaml
├── README.md
└── test
└── widget_test.dart
$ exa -la --git
drwxr-xr-x - masumi.morishige 9 4 0:57 -I .dart_tool
drwxr-xr-x - masumi.morishige 9 4 16:34 -- .git
.rw-r--r-- 615 masumi.morishige 9 4 0:48 -N .gitignore
drwxr-xr-x - masumi.morishige 9 4 0:48 -I .idea
.rw-r--r-- 305 masumi.morishige 9 4 0:48 -N .metadata
.rw-r--r-- 4.1k masumi.morishige 9 4 1:17 -I .packages
drwxr-xr-x - masumi.morishige 9 4 0:48 -N android
drwxr-xr-x - masumi.morishige 9 4 0:57 -I build
drwxr-xr-x - masumi.morishige 9 4 0:48 -N ios
drwxr-xr-x - masumi.morishige 9 4 0:48 -N lib
.rw-r--r-- 896 masumi.morishige 9 4 0:48 -I my_app.iml
.rw-r--r-- 4.3k masumi.morishige 9 4 0:48 -N pubspec.lock
.rw-r--r-- 2.7k masumi.morishige 9 4 0:48 -N pubspec.yaml
.rw-r--r-- 536 masumi.morishige 9 4 0:48 -N README.md
drwxr-xr-x - masumi.morishige 9 4 0:48 -N test
Qiitaのシンタックスハイライトでは、彩りがないですが、冒頭でも説明したようにこちらだと彩りが出ます。
ls -la
の場合
exa -la
の場合
D. Aliasの登録
最後に、余談ですが、lsを打ったときにexaを実行させる方法について紹介します。
Aliasを用いて、この目的を達成したいと思います。
エイリアスとは、偽名、別名、通称などの意味を持つ英単語。ITの分野では、ある対象や実体を、複数の異なるシンボルや識別子で同じように参照できるする仕組みを指す。別名。
(引用文献)
1. bashrcファイルの作成
まず以下のコマンドを実行し、bashrcファイルを編集します。
$ vim ~/.bashrc
vimエディターが開いたら、i
を押し、===INSERT===
(挿入モード)にします。
そしたら、以下のように入力して、エイリアスを登録します。
alias ls='exa'
最後に、esc
を押して、挿入モードを解除して、:wq
を入力して実行を行うことで、保存して、エディターを閉じます。
2. bash_profileへのbashrcの登録
次に、以下のコマンドを実行し、bash_profileファイルを編集します。
$ vim ~/.bash_profile
vimエディターが開いたら、i
を押し、===INSERT===
(挿入モード)にします。
そしたら、以下のように入力して、terminalを開いたときにbashrcが実行されるようにします。
bash:~/.bash_profile source ~/.bashrc
最後に、esc
を押して、挿入モードを解除して、:wq
を入力して実行を行うことで、保存して、エディターを閉じます。
3. bash_profileの再読み込み
terminalを再起動するか、source ~/.bash_profile
と実行してみましょう。
すると、ls -la
と入力しても、exa
のような綺麗な表示なると思います。
最後に
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
いかがだったでしょうか?
この記事を通して、少しでもあなたの学びに役立てば幸いです!
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