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MilkcocoaAdvent Calendar 2016

Day 14

Milkcocoaとの出会いで電子工作がIoTと呼ばれるようになった話

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こんにちは、蔵下です。コミュニティーにはたま〜に現れるキャラなのでご存じない方が大多数でしょう:sweat_smile:

今年の夏前にこういう本を出しました(早速宣伝ですみません)。ArduinoとESP8266というWi-FiモジュールでIoTをはじめようという内容です。後半ではMilkcocoaを紹介させていただきました。

book.jpg

一応リンクものっけておきますね(調子乗ってすみません)。

センサーでなんでもできる おもしろまじめ電子工作 Amazon

この記事では、電子工作が「ハンダで部品くっつけておもちゃ作るんでしょ?」と思われていた時代から、IoT(Internet of Things:モノのインターネット)がバズワードとして認識されるようになった現在までを、今までの経験でまとめたいと思います(おじさんの思い出話にならないように気をつけます。。)。

結論から言うと、Milkcocoaとの出会いで電子工作がネットとつながるようになり、IoTと呼ばれるようになったということです。

技術的な内容はゼロなので悪しからず:bow_tone1:

Arduinoの登場でクリエイターと電子工作が近づいた

※Arduino以外にもあるだろーというツッコミは一旦置いといて。。

僕が電子工作を本格的に始めたのはこの頃でした。もともと工業高校でハンダのたしなみはあったので、「こんな簡単にできるのか!」と衝撃でした。パソコンにUSBで接続してサンプルコードを書き込むだけでLチカする。ファンタスティック:clap_tone1:

その頃からいろいろ作っていたのですが、残っているのはこれくらいですかね:sweat_smile:音を周波数?ごとに分割して16セグのLEDでゴニョゴニョしているものです。映像のクオリティで8割増しですが(映像を作ってくださった先輩に感謝)。

hikari.jpg

16x16 HIKARI

Arduinoからサーバーへアクセス(できたけど...)

同じ時期に、当時在籍していた会社のスペシャルコンテンツとして、ネット経由でロボットを操作して戦うコンテンツを制作しました。私は主にロボの制御(Arduinoから赤外線を飛ばして技を出す)ところから、制御用のアプリ(Flash)の開発を行いました。今思えばIoTの走りだったのかもしれません。

taiman.jpg

TAIMAN ROBO

当時はBaasもなく、サーバーサイドのエンジニアさんにゴリッと環境をつくっていただきました。フロントエンドが専門な私にとってはハードルが高すぎなコンテンツで、その後Arduinoとネットを連携するコンテンツは作れずにいました。

インスタレーション作品が増えてきた

私はなかなかインスタレーションのお仕事に関わることはできなかったのですが、Arduinoを使った体験型インスタレーションでがこの頃から増えてきました。独自のコントローラーを作って、画面内のコンテンテンツを制御することは初めての体験だらけで面白かったですね:smile:

その後はKinectの登場で体のジェスチャーで操作する手段が生まれ、コントローラーを作るということが一瞬減った気がします。

この頃のコンテンツは、会場に来ているお客さんしか体験できずすばらしいコンテンツでも埋もれてしまうものもありましたね。

ときは流れ、Milkcocoaとの出会い

Milkcocoa Advent Calendarに関係する内容にやっとたどり着きました。前フリが長くなってしまってすみません:bow_tone1:

あれから数年経ち、電子工作はなかなかやれない日々が続いていました。そんなとき、Milkcocoaと出会いました。どいういうタイミングだったかは正直覚えていません。とにかく突然でした。

サーバーの構築がいらないぞ。フロントエンドならJavaScriptで実装できるぞ。ん? ArduinoのSDKがあるぞ!

「見つけた!神サービスを」と思いました。

見つけた当時のSDKは、ESP8266に直書きする(Arduinoの用に使える)方式だったので、Milkcocoaの中の方にはガチでサポートしていただきました。スマホからLチカできた感動は今でも忘れません:sob:

それまでの電子工作がIoTと呼ばれるようになった

今まで電子工作をしていると、「ハンダで部品くっつけておもちゃ作るんでしょ?」と思われがちでした。知らない人になかなか伝えられない。LEDがチカチカして何が楽しいの?状態。ちょっと辛かった:persevere:

それがネットとつながることでIoTと呼ばれるようになった。人に見せるときも、スマホ経由でLEDをチカチカさせるだけで驚いてもらえるようになった。伝わるようになった。

感謝

そして、いろいろな方のご尽力もあり、書籍を執筆するまでに至りました。本当にありがとうございます。Milkcocoaの登場で通信やフロントエンド、ハードウェアまでまるっと一人でできるようになったかもしれませんが、これもコミュニティーや開発してくださった方々の汗と涙と血の結晶かなと思います。

長くなりましたが、2017年もますますの発展を期待してます。私にできることがあればお手伝いできればと思います:v_tone1:

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