はじめに
こんにちは。開発部サーバーサイドエンジニアチームの林です。
こちらはトラストバンク Advent Calendar 2022 18日目の記事です。
普段は業務委託によりトラストバンクで開発業務を行っていますが、土日に自社のプログラミングスクール事業を行なっています。
今回はプログラミングスクールを通して気が付いたこと・感じたことについて書いていきたいと思います。
講義の内容
いつもどのような内容を教えているかというと、ざっくり以下の内容です。
実はもう少し色々やっていますが、自分は対応したことがないので割愛します。
- Scratchを利用した小学生向け講座
- ichigojamを利用した小学生、中学生向け講座
- Swiftを利用した中学生、高校生向け講座
- Unityを利用した高校生向け講座
事前準備
普段はLaravelやFuel PHPなどの開発を行っているため、基本的に門外漢です。
そのため、講座の担当になったら社内で作成したカリキュラムを一度通しで行って確認します。
ここはサラッと流されているけど、本当に全くやったことがない生徒さんはわからないんじゃないかな…と感じるところにはメモを残していきます。
例:変数の定義、そもそものソフトのボタン位置・使い方など
実際に教えていて感じたことですが、手元に印刷したカリキュラムがあると教えやすさが段違いです。(タブレットがあれば話は別かもしれません)
個人的には教えている最中もあとどれくらいだなーというのがわかりやすいので、アナログではありますが毎回紙です。
講義中
- 小学生
- 基本的には中学年〜高学年向けに講座を行なっています。
- 小学生にはまだ1人で教えたことがありませんが、低学年の生徒さんがいるかいないかでかなり変わります。
- 配布した備品のキーボードが破壊されてしまって経理の方に怒られたり、予想だにしない事件が発生するのでかなり気を張ります。
- 中学年の生徒さんは楽しくなってしまって1人大きな声を出すと共鳴してしまうので、楽しい雰囲気を壊さない程度にこちらの話に気を向けてもらう必要があります。
- 高学年の生徒さんばかりだと真面目に話を聞いてくれる印象があります。
- ただ、全学年を通してわからない時、困った時も素直に声をかけてくれることが多いのでかなりやりやすいなと感じています。
- 中学生
- カリキュラムが少し難しくなることもあり、家庭にパソコンがあるかないかで進度にばらつきが出ます。
- 難しい年頃ということもあるのか普段真面目なのだろうなという子が上手く進められずに嫌になってしまう…ということもあり、あまり声をかけるとプライドを傷つけてしまうこともあるのでかなり気を遣います。
- なるべく口頭で詳細に丁寧に、パソコンの使い方も含めて説明すると良いのかなと思っています。
- 中学生になってくるとだんだん素直にわからないと声をかけられなくなってしまうので、手が止まっていないか、考えているだけなのか固まってしまっているのかをよく注意して観察しています。
- 高校生
- カリキュラムを配布すると全然こちらの話を聞かずに進めてしまう生徒さんが増えます。
- 事前確認をして絶対に聞いて進めてほしいところを把握しておかないと、躓いて全員上手く出来ず大混乱を招くことがあります。
- 自信がなさそうに話すと完全に舐められてしまうこともあるので、小学生中学生とは違った難しさを感じます。
事後対応
連続して講義を対応することはあまりないので、進捗や状況を次の担当者に共有します。
また、カリキュラムの誤字などがあれば事前確認の際にメモしているのでついでに作成者に共有しています。
備品が壊れていることに気がつかないと怒られてしまうので確認しますが、大抵見逃して怒られています…。
パソコンの操作に慣れていなさそうな子、おそらく普段から個人的に触ったことがあり進みが早い子といった情報を共有してもらえるとやりやすいので、なるべく次回担当者に伝えるようにしています。
終わりに
小中高生に教える中で、新入社員が入った際もきっとわからないだろうな、と思うことがたくさんあります。
「ローマ字がわからない」 と言われて そうか…普段フリック入力だから… とジェネレーションギャップを感じたり、普段子供と会話しないので新鮮な気持ちになり、とても楽しく思います。
これはわかるだろうという先入観がそもそも良くない、1から10まで丁寧に伝えることが何より大切なのだなとも毎回実感しています。
今後も先入観を持たず次世代の人材を育てられるよう、頑張っていきたいと思います。
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