C#でObject Adapterパターンの用途例

概要

ObjectAdapterパターンは「すでに提供されているもの」にインターフェイスとその実装(Adapterクラス)でラップすることで「利用できるもの」にするためのデザインパターン。
例えば「すでに提供されているもの」として下記がある。

他社の製品
そもそもソースがない。(実行ファイルだけもらっている）
すでにテストされていて手を加えるとテストが大変になる。

cf 【GoFのデザインパターン】「Adapter」ってどんなパターン？

参照コード

GPT4で出力させたコードを投稿主が整えたもの

using System;
// ターゲットインターフェース
interface IWebService
{
    void CallWebService();
}

// 既存のクラスをアダプターに適合させるクラス(Adapter)
class ExternalWebServiceAdapter : IWebService
{
    private ExternalWebService _adaptee;

    public ExternalWebServiceAdapter(ExternalWebService adaptee)
    {
        _adaptee = adaptee;
    }

    public void CallWebService()
    {
        _adaptee.Something();
    }
}

// 既存のクラス（Adaptee）
class ExternalWebService
{
    public void Something()
    {
        Console.WriteLine("外部Webサービスが呼び出されました。");
        // Webサービスの呼び出し処理
    }
}

// クライアントクラス
class Client
{
    static IWebService target = new ExternalWebServiceAdapter(new ExternalWebService());
    static void Main(string[] args)
    {
        target.CallWebService();
    }
}

クラス図

参考文献

書籍AdaptiveCode4章で登場する
【GoFのデザインパターン】「Adapter」ってどんなパターン？