Ateam LifeDesign Advent Calendar 2022 の19日目です。
今年、産休・育休から復帰したのでその経験について振り返りたいと思います。
※妊娠や出産後の体については個人差が激しいことをご承知ください。
自己紹介
- webエンジニア歴10年ほど
- 産休に入る(去年)1年ほど前からインフラやDevOps的な業務
- 新卒からその前まではずっと開発
- 産休から約9ヶ月後に職場復帰
- 産休時特に役職なし
妊娠〜産休
つわりなど若干ありつつも、コロナになってからほぼエンジニアは全員リモートワークになっていたため、
辛いときはちょこちょこ休んだりしながら働くことができたのはとてもありがたかったです。
コロナ前から事情がある人はリモートワーク可になりつつありましたが、
安定期まではやはりできれば最低限の人だけにしか伝えたくないという気持ちはあったので、
コロナ渦での妊娠の一つのメリットではありました。
(ただ感染した妊婦さんに関してのショッキングなニュースが流れてきてそれはほんとに怖かったです。)
産休中(赤ちゃんが生まれるまで)
休みに入る前にまでは産休〜出産までは時間に余裕があるからじっくり勉強しようと思っていましたが、実際にはなかなか難しい状況でした。簡単に言うと臨月の体をなめていました。
お腹の赤ちゃんに内蔵が圧迫されちょっと動いただけで息がぜいぜいし、体がしんどくてちょっと家事をするだけでしんどくて休み休み進めざるを得ませんでした(個人差があります)。
それでも臨月になると「毎日1~2時間歩いてね☆」と医者から言われて(スムーズなお産のためにいいらしい)がんばって歩いたり、赤ちゃんを迎えるために家の中を片付けたり、ベビー用品を買い揃えたり、また割と保育園の激戦区だったので0歳で預けるために保活をして意外と慌ただしくその日を迎えるに至りました。
育休中(赤ちゃん誕生から復帰するまで)
生後0~1ヶ月
- ほぼ抱っこでしか寝ない。ので親は眠い。とりあえず隙あらば寝たい。赤ちゃんはかわいい
生後2~4ヶ月
- 授乳中にテレビを見る余裕が。目だけは暇なのでたまにYoutubeとかの勉強会動画くらいは見られる
- 技術書は読めない
- この時期頭わらなすぎてちょっとだけ複雑な抱っこひもの説明書すら読めなかった
- 赤ちゃんはとてもかわいい
生後5~6ヶ月
- 比較的まとまって寝てくれるようになり、夜泣きは2~3回に
- それでもまだ眠いのでお昼寝も一緒に
- Youtubeとかは引き続き見れるがPCを触る余裕はない
- 育児書は読んだ
- 赤ちゃんは大変かわいい
復帰への不安
ほぼ勉強ができていない状況に加えて、
マミーブレインという言葉があるように、育休中は下記のような変化を感じていました。
- 物覚えが悪くなった
- 注意力が散漫になった
- 深く考えることが難しくなった
復帰前の上司との面談でもこういった不安や勉強ができていないことは伝えてさせてもらいました。
会社でも様々な変化はあったものの同じ役割で復帰することになりました。
復帰後
子供が生後7ヶ月になるころ4月から保育園にいれて職場復帰しました。
幸いにもこのころから子供が夜通し寝るようになってくれました。夜泣きが続く状態ではつらいと感じていたのでこれはホントにありがたかったです。
復帰後の変化
復帰直後はリハビリで簡単な開発もさせてもらいましたが、
簡単なコマンドが思い出せなかったり、プログラミングの感覚を思い出すのに少し時間がかかりましたが、
概ね1ヶ月ほどで感覚を取り戻せたと思います。
長い時間をかけて獲得した能力はブランクがあっても少し慣れれば取り戻せると感じました。
以前育休復帰後の女性エンジニアの方が、「自転車と同じでブランクがあっても大丈夫」というニュアンスのことをおっしゃっていましたがまさに、と思っています。
ただ、数年前に数ヶ月業務で書いていたGo→読むのはめちゃめちゃ時間かかるし、基本的な構文も割と忘れて感覚も取り戻すのに時間がかかっているので、これはそれだけ自分が深く習得できていなかったんだなと感じました。
復帰後の評価
弊社は7月締めでそのタイミングで評価面談もあるのですが、
「復帰前と変わらない」と言っていただけて安心しました。
改めて感じたこと
- ITエンジニアでよかった
リモートワークは別の職種でもできますが、エンジニアは特に相性がいい職種です。これは子供がいるとほんとにありがたく通勤時間があると、その分働ける時間が減ることになるので0にできるますし、もしお迎えが必要になってもすぐに行けるのでとても助かります。 - エイチームグループで良かった
弊社は手前味噌ですが「いい人が多い」とよく言われます。
実際それは感じていて、先輩社員も女性でも男性でも子育てに積極的に参加してる方が多く(男性育休取得率も非常に高い!)周りが子持ち社員への理解があり、制度も充実しています。
突発的に休んでしまったときにフォローして頂いてるみなさんにはほんとに感謝です。
今後に関して
やはり心配なことは新しい技術に触れたい、習得したいときに勉強の時間が取れないということです。
復帰直後は以前までの知識でできていた業務も、時が経つにつれてそうはいかなくなってきます。
以前相談した方には「今はそういう時期と捉えてある程度諦めるのも大事」というお話をしていただきましたが、やはり不安はつきまといます。
なので業務時間でインプットの濃度を上げたいなと考えたりしていますが、引き続き考えていく必要がある問題だと感じています。
なのでまだ若い皆さんには「今うちにできるだけやっとけ!」と言いたいです。