記事投稿キャンペーンで話題になっている TestRail を触ってみました。
本記事では、どういうサービスなのか、機能紹介、Excelやスプレッドシートといった表計算ツールとの比較、操作してみた所感についてまとめてみました。
※ 私自身、ディレクション業務・テスト業務への経験が乏しいので、参考になるような紹介ができているかわかりませんがご了承ください。
どういうサービスなの?
Webベースのテスト管理ツールのトップブランドであるTestRail。テストケースの管理やテスト結果の記録、チームでの情報共有など、Excelを使ったテスト業務に限界を感じていませんか?TestRailはシンプルで使いやすいUIを提供し、テストにかかるさまざまな管理コストの削減に貢献します。
テスト管理ツールを提供してくれます。
機能紹介
1. テストにかかわる情報を一元管理
テストデータや結果、エビデンスを一元管理できます。
JIRAやRedmineなどの課題管理ツールの入力や参照が可能、とのこと。
これが結構便利だなと思いました。
- テスト担当者(いわゆるテスター)が複数のツールの操作を覚える必要がない
- 使い方次第では、「要件」「テストシナリオ」「テスト結果」「エビデンス」「不具合チケット」「タスク管理」といったデータを一元管理できる
2. Webブラウザー上でテストケースを簡単に入力や編集可能
テストケースへの入力操作に対しての使い勝手がいいです。
- マークダウン記法対応
- ドラッグ&ドロップ操作によるファイルの添付
- 共同作業での入力が可能
- リアルタイム反映
- 変更履歴で誰が操作したかのログを確認できる
3. テストケースの管理項目をカスタマイズ可能
テストケースがデータとして持つ、フィールドのカスタマイズが可能です。
4. CSVやXMLで既存のテストケースをインポート
これは検証できてないんですが、他サービス(Excelやスプレットシート)で管理していたテストケースを一括で取込めるみたいです。
5. 外部連携(API)
Rest API が提供されているみたい。
https://docs.testrail.techmatrix.jp/testrail/docs/801/testrail-tutorial/tutorial-integration/
表計算ソフトとTestRailの比較
1. データの管理方法
Excelの場合
- テスト工程や担当者ごとにファイルやシートが増える
- テスト結果登録用、エビデンス登録用、進捗確認用などの管理単位でファイルやシートが増える
TestRailの場合
データの管理方法を統一・整理されます。
- ほしい情報へのアクセス性に優れる
- テストデータの変更履歴が見やすい
2. レポート作成が楽
Excelの場合
グラフや統計データ等、慣れていればサクッと作成できますが、まぁ時間かかりますよね。
TestRailの場合
テンプレートが用意されているので、途中経過や進捗の把握など、容易にレポートを作成することが可能です。
3. 他サービスとの連携
Excelの場合
Excelの場合、Office系のサービスとの連携は強いです。スプレッドシートもGASを使いこなせばですよね。
TestRailの場合
検証はできてないんですが、Redmineとの連携がかなり強力みたいです。
操作感
デモ版を用意してくれているみたいなので使ってみました。
プロジェクトトップページ
プロジェクトトップページのイメージです。
プロジェクトのトップページから、アクティビティで誰ががんばってるのか確認できるのいいですね。
TODOタブ
自身がアサインしているテストの確認ができるようです。
タスク管理って意味でも使いやすそう。
テストラン
「思ったより一元管理されている」という印象です。
データ(テンプレート)のカスタマイズもできるということですので、結構使い勝手いいのかなと思います。
マイルストーン
マイルストーンに含まれるテスト計画やテストランを表示できるそうです。
プロジェクトのリリースやスプリントごとでテスト計画の整理ができそうですね。
所感
結構強力だなと感じました。
カスタマイズ性、柔軟な外部連携、データのアクセス性に優れているという印象です。
ちょっとネックだなと思ったこと。
テストへの実務経験が乏しいのもあるかと思いますが、ツールへの学習コストが少し高いのかなと...。