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プログラミング超入門(5)〜GO言語〜

Last updated at Posted at 2021-03-13

#ブール型(Boolean型)
ブール型はTrue「真」またはFalse「偽」のうちどちらか一つを持つ値の形で文字列ではありません。よって("")ダブルクォーテーションなどの引用符は必要ありません。GO言語でブール型の値を宣言してみます。

booleans.go
package main

import "fmt"

func main() {
    a := 10
    b := 1
    var num_bool bool = a > b
    
    fmt.Println(num_bool)
    fmt.Println(reflect.TypeOf(num_bool))
}

##実行結果

true

不等号を逆にしてみます。

booleans.go
package main

import "fmt"

func main() {
    a := 10
    b := 1
    var num_bool bool = a < b
    
    fmt.Println(num_bool)
    fmt.Println(reflect.TypeOf(num_bool))
}

##実行結果

false

変数aにtrueを代入しPrintf関数でブール値を表す「%t」を使用して出力。次に変数bにfalseを代入して出力部分にa == bを表示させます。「==」等価比較演算子の一つで、左の値(a)と右の値(b)が等しければブール値がtrue、そうでなければfalseになります。対して、「!=」は左の値(a)と右の値(b)が等しくない場合にブール値がtrueになります。変数cに3を代入、変数dに7を代入して両者のブール値を出力してみます。

booleans2.go
package main

import "fmt"

func main() {
    a := true
    fmt.Printf("aの値は%t\n", a)

    b := false
    fmt.Printf("a==bの値は%t\n", a == b)

    c := 3
    d := 7
    fmt.Printf("c!=dの値は%t\n", c != d)
}

##実行結果

aの値はtrue
a==bの値はfalse
c!=dの値はtrue

#演算子
さて、ここで演算子について見て行きましょう。演算子とは、足し算や引き算などの四則演算や2つの値の大小を比較する時に使用する記号のことです。それぞれの効果(説明)と記号をグラフにしてみました。

算術演算子 代入演算子 等価比較演算子 論理演算子
加算(かざん)[足し算] 代入 値が等しければtrue ANDを返す
+ = == &
減算(げんざん)[引き算] 加算して代入 値が等しくなければtrue ORを返す
- += !=
乗算(じょうざん)[掛け算] 減算して代入 値が大きければtrue XORを返す
* -= > ^
除算(じょざん)[割り算] 乗算して代入 値が小さければtrue 指定論理を抽出して代入
/ *= < (&,|,^)=
剰余(じょうよ)[余り] 除算して代入 値が同じか大きければtrue 論理積(且つ)条件が両方成立すればtrue[AND]
% /= >= &&
累乗(るいじょう)[べき乗] 剰余して代入 値が同じか小さければtrue 論理和(または)どちらかの条件が成立すればtrue[OR]
** %= <= ||
文字列結合 累乗して代入 値が厳密に等しければtrue その他、ヒア演算子。指定キーワードまでの文字列を代入
. **= === <<
文字列として結合 値が厳密に等しくなければtrue インクリメント演算子
.= !== ++
文字列として等しければtrue デクリメント演算子
eq --
文字列として等しくなければtrue 連結演算子(文字列が絡むと連結する)
ne
文字コードが大きければtrue 符号反転演算子
lt x = x *(ー1);←この前にあるマイナスのこと
文字コードが小さければtrue
gt
文字コードが同じか大きければtrue
le
文字コードが同じか小さければtrue
ge
指定文字列があればtrue(正規表現)
=~
指定文字列が無ければtrue(正規表現)
!~
否定(真のときは偽、偽のときは真)
!
大きければ-1、等しければ0、小さければ1
cmp
値が大きければ-1、値が等しければ0、値が小さければ1
<=>

###上記のbooleans2.goに式を追加で記述し、ファイルを再度ビルドして実行してみます。

booleans2.go
package main

import "fmt"

func main() {
    a := true
    fmt.Printf("aの値は%t\n", a)

    b := false
    fmt.Printf("a==bの値は%t\n", a == b)

    c := 3
    d := 7
    fmt.Printf("c!=dの値は%t\n", c != d)
    fmt.Printf("c<dの値は%t\n", c < d)
    fmt.Printf("(-c)<(-d)の値は%t\n", -1*c < -1*d)

    e := 2 < c && c < 4
    fmt.Printf("eの値は%t\n", e)

    f := d < 7 || d == 7
    fmt.Printf("fの値は%t\n", f)

    g := (c*d != 21)
    fmt.Printf("gの値は%t\n", g)
}

##ファイルをビルドして実行

aの値はtrue
a==bの値はfalse
c!=dの値はtrue
c<dの値はtrue
(-c)<(-d)の値はfalse
eの値はtrue
fの値はtrue
gの値はfalse

c < dは式「3<7」に等価となるため値はtrueになります。-1*c < -1*dはそれぞれ-1を乗じていますので「ー3と−7」になり大小関係が逆転し値はfalseになります。2 < c && c < 4は変数cに代入されている値が2より大きく、且つ4より小さければtrueになる式の値を変数eに代入して出力させた結果です。d < 7 || d == 7は変数dに代入されている値が7より小さいか、または7に等しければtrueになる式の値を変数fに代入して出力させた結果です。(c*d != 21)は変数cの値とdの値を乗じた結果が21でなければtrueになる式の値を変数gに代入して出力させた結果です。答えは21なのでfalseが出力されました。

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