エンタープライズ・アジャイル実践セミナー #02
2019/02/08(金)に開催された、
プロダクトオーナー実践編 ~スプリントプランニング~
に参加しました。
スプリントを取り巻くプロセスとは
理想と実態について
- POの役割は「プロダクトバックログを整備する」ところから
- 企画段階から開発可能な段階まで詳細化する必要があるが、
企画が練られていない状態でスクラムが開始され、最終的に破綻するケースも多い
バックログの作成プロセス
プロダクトロードマップを作成する
- 開発着手GOが出た企画に対して、以下を考慮して計画を策定する
- いつ市場に投入すべきか
- 現場は対応できるか
- 開発チームは対応できるか
バックログばらし
- 業務運用に関わるバックログ
- サポートに関わるバックログ
- 開発に関わるバックログ
- リリースに関わるバックログ
⇒ ここまできて、開発可能なバックログを作成する
バックログの洗練
- 企画・開発チーム双方から参加する、モブワークで作成する
- どう作るのか
- どこまで作り込むか
- 「やること」と「やらないこと」の境界線はなにか
- 「完成時に確認する」為の項目はなにか
プロダクトバックログのリファインメント
- 詳細の追加
- 見積もり
- 並び替え
- レビューと改訂
⇒ 定期的に行うのが良い
計画の見直し
- マイルストーンに見直しが発生するなら経営と話が必要
- POとしては求められる
POがやるべき3つのこと
- プロダクトマネジメント組織を中心とした、価値創造の組織・仕組みを作る
- 「価値」から話を始める
- Outcome(市場に受け入れられたところ)まで確認できるか
- フェーズによる役割の変化を理解する
プロダクトマネジメント組織を中心とした、価値創造の組織・仕組みを作る
- 前半に話をしたこと
「価値」から話を始める
- 「リーンスタートアップ」や「デザイン思考」は、「既存の代替手段を起点とする」場合に強い
- しかし、仮説を立てる人の視点が小さいと、小さいものしかできない
- また、仮説を立てる世界の外側に到達したい未来があった場合、気づく方法が確立されていない
- 「新しいシーンの開発を起点とする」場合には、別のアプローチが必要(匠Methodなど)
フェーズによる役割の違いを把握する
- プロダクトの成長を支える品質
- プロダクトの組織の大きさに応じた関心事
「プロダクトオーナー実践編 ~スプリントプランニング~」
- 機能要求と課題のマッピングを行う
- 要求仕様書に記載された課題一覧から機能一覧とのマッピングを行う
- 機能一覧を作成
- ユーザーストーリー、ポイントを記述
- プロダクトバックログリファインメントを行う
- プロダクトバックログ作成
- スプリント作成
- タスク分割
- スプリント開始
参考資料
エンタープライズ・アジャイル実践セミナー #01
エンタープライズ・アジャイル実践会〜プロダクトオーナーがエンタープライズアジャイルで抱える苦悩と対処〜