ネットワークエンジニアとして構築やテストをしてきて、使用頻度はそこまで多くはないけど便利になるツールがあったので紹介したいと思います。(もしかしたら、当たり前に使われているのかもしれませんが)
バッチファイル(.bat)とは
IT業界に転職して初めて使ったものです。
PCに入っているのは知って今したが、何かわからずそのままにしていました。
以下、バッチファイルの説明です。
(引用)
バッチファイルとは、一連の処理を記述したものであり、それをまとめて実行するためのテキストファイルです。 バッチファイルで処理を自動化でき、人為的ミスや手間の削減に役立ちます。 Windows環境下ではメモ帳を使って作成可能です。 コードを記入して拡張子を「.bat」に変更し、コマンドプロンプトから実行できます。
Firewallをon/offするバッチファイル
@echo off
color 2f
netsh advfirewall set allprofiles state on
echo Windows Firewall "Status ON"
netsh firewall show config
pause
@echo off
color 4f
netsh advfirewall set allprofiles state off
echo Windows Firewall "Status OFF"
netsh firewall show config
pause
Firewall_on (/off).batの解説
@echo off
バッチファイルがコマンドの実行時にコマンドが表示されないようにするための指令です。
color 2f (/4f)
バッチファイルのコンソールのテキストと背景の色を設定するためのコマンドです。
netsh advfirewall set allprofiles state on (/off)
netsh
コマンドを使用してWindowsのファイアウォールを無効(有効)にするためのコマンドです。allprofiles
は、すべてのプロファイル(ドメイン、プライベート、パブリック)に対して変更を行うことを意味します。
echo Windows Firewall "Status ON" (/"Status OFF")
ファイアウォールの状態をユーザーに通知するためのメッセージを表示します。
netsh firewall show config
ファイアウォールの設定を表示するためのコマンドです。これにより、ファイアウォールが無効になったことを確認できます。
pause
バッチファイルが実行を一時停止し、ユーザーがキーを押すまで続行しないようにします。これにより、スクリプトが瞬時に閉じるのを防ぎます。
実際に動かしてみると
Firewalloff.bat実行
Firewallがoffになっていることが確認できました。
続いてonにするバッチファイルを実行させます。
Firewallon.bat実行
Firewallがonになっていることが確認できました。
背景の色が違うのは、実行したときに瞬時にonかoffか判断できるようにしています。
color 2f (/4f)
で背景と文字の色は変更することができます。