Markdownは、テキストベースの軽量マークアップ言語で、文章のフォーマットを簡単かつ直感的に指定するために使用されます。QiitaでもMarkdownが使用されており、記事を書く際にはMarkdown記法を利用してフォーマットを設定します。以下に、よく使用されるMarkdownの記法を解説していきます。
Markdown記法集
1.見出し(Headers):
見出しは、# を使って記述します。# の数が多いほど、見出しのレベルが下がります。例えば、# 見出し1 は一番大きな見出しで、## 見出し2 は少し小さな見出しとなります。
# 見出し1
## 見出し2
### 見出し3
↓実行例
見出し1
見出し2
見出し3
2.強調(Emphasis):
強調したい部分は、* もしくは _ で囲みます。例えば、斜体 は斜体で表示され、太字 は太字で表示されます。
*斜体* _斜体_
**太文字** **太文字**
↓実行例
斜体 斜体
太文字 太文字
3.リスト(Lists):
番号なしリストは、行の先頭に - もしくは * を付けます。番号付きリストは、行の先頭に数字と . を付けます。入れ子のリストを作る場合は、インデントを使います。
- あいうえお
- かきくけこ
- さしすせそ
↓実行例
- あいうえお
- かきくけこ
- さしすせそ
4.リンク(Links):
リンクテキスト の形式でリンクを作成します。例えば、[Qiita](https://qiita.com)
はリンクテキスト「Qiita」をクリックすると https://qiita.com にジャンプします。
[Qiita](https://qiita.com)
↓実行例
Qiita
5.画像(Images):

の形式で画像を表示します。代替テキストは、画像が読み込まれなかった場合に代わりに表示されるテキストです。


↓実行例
6.コードブロック(Code Blocks):
コードを表示する場合は、バッククォート(`)を使います。バッククォートを3つ連続して書き、その後に言語名を指定すると、シンタックスハイライトが適用されます。例えば、
```python
print("Hello, world!")
```
```python:python
print("Hello, world!")
```
↓実行例
print("Hello, world!")
print("Hello, world!")
といった具体的なコードを示すことができます。
7.引用(Blockquotes):
引用を示す場合は、行の先頭に > を追加します。複数行の引用を表現する場合は、各行の先頭に > を付けます。
>引用
>>qiita umashikate
↓実行例
引用
qiita umashikate
8.テーブル(Tables):
テーブルを作成するには、ハイフン(-)と縦棒(|)を使います。ハイフンの行はヘッダ行とデータ行を区別するために使用されます。縦棒を使って列を区切ります。
| 列1 | 列2 |
| --- | --- |
| 1 | A |
| 2 | B |
↓実行例
列1 | 列2 |
---|---|
1 | A |
2 | B |
9.水平線(Horizontal Rules):
水平線を作成するには、3つ以上のハイフン、アスタリスク、アンダースコアを続けて記述します。
---
***
___
↓実行例
10.インラインコード(Inline Code):
文章の中で単語やフレーズをコードの一部として表示したい場合は、バッククォート(`)で囲みます。
`print("Hello, world!")`
↓実行例
print("Hello, world!")
11.簡易リンク
URLを直接記事内に貼り付けることで、簡易的にリンクを貼ることができます。
https://kariyushi-aquarium.com
↓実行例
12.取り消し線
取り消し線を入れたい部分にチルダ(~)を2つで挟むことにより、取り消し線を入れることができます。
~~取り消し線~~
↓実行例
取り消し線
12.文字に色付け
色付けしたい部分を、名前やカラーコードで指定することができます。
<font color="red">**名前指定の赤色**</font>
<font color="#FF0000">**カラーコード指定の赤色**</font>
↓実行例
名前指定の赤色
カラーコード指定の赤色
12.顔文字
iPhoneで使うような絵文字をqiitaでも使用することができます
今回紹介した絵文字は本当にごく一部なので是非調べてみてください。
:smile:
:heartpulse:
:raised_hands:
↓実行例
まとめ
Markdown記法の一部を紹介しましたが、Qiitaではさらに多くの機能を使うことができます。たとえば、目次の自動生成やLaTeX数式の表示、絵文字の利用などがあります。Qiitaの公式ドキュメントやMarkdownのチートシートなども参考にすると、良いかもしれません。
Markdown記法はシンプルで直感的なため、Qiitaで技術記事を書く際に便利です。読みやすい記事を作成するために、Markdownの様々な記法を活用してみてください。