こんにちは!今回は「G検定」を本気で目指す方向けに、
JDLA公式シラバス(2024年版)に沿って、ドラえもんとのび太くんの会話風に詳細解説していきます。
はじめに
のび太「ドラえもん、G検定ってさ、どんな内容が出るの?合格するには何を勉強したらいいの?」
ドラえもん「G検定の公式シラバスはとっても幅広いんだ。
AIの基礎から、ディープラーニング、法律や倫理、そして最新の生成AIまで――
全部で【技術分野】【法律・倫理分野】の2大パートに分かれてるよ!」
1. 技術分野
1-1. 人工知能とは何か
のび太「まず“AIって何?”ってとこから?」
ドラえもん「そうだよ。AIの定義・レベル分け(制御プログラム/古典的AI/機械学習/深層学習)や、AI効果、ロボットとの違いなんかも押さえておこう。」
- AIの定義と例
- AIのレベル分け
- AI効果
- ロボットとAIの違い
1-2. 人工知能分野の主要な問題
のび太「AIってどんな問題を考えてるの?」
ドラえもん「“シンギュラリティ”とか“チューリングテスト”“中国語の部屋”“シンボルグラウンディング問題”みたいな哲学的な話題や、知識獲得の難しさも大事なんだ。」
- シンギュラリティ
- チューリングテスト
- シンボルグラウンディング問題
- フレーム問題
- 強いAI/弱いAI
1-3. 探索・推論
のび太「AIはどうやって“考える”の?」
ドラえもん「“探索木”や“ハノイの塔”を解くアルゴリズム(幅優先探索、深さ優先探索、αβ法など)を学ぶよ!」
1-4. 知識表現とエキスパートシステム
のび太「専門家みたいなAIもあるの?」
ドラえもん「そう、“エキスパートシステム”や“オントロジー”、有名な“ELIZA”や“ワトソン”もこの章で勉強するよ。」
1-5. 機械学習の基礎
のび太「AIが“学ぶ”ってどういうこと?」
ドラえもん「“機械学習”は、ルールを人間が教えなくてもデータからパターンを発見する技術。
代表例はスパムフィルターやレコメンドエンジンだね。」
1-6. ディープラーニングの概要
のび太「最近のAIは“ディープラーニング”が主役?」
ドラえもん「そう!ニューラルネットワークの進化形で、“LeNet”“AlphaGo”“LLM(大規模言語モデル)”まで登場してるよ。」
1-7. 教師あり学習・教師なし学習・強化学習
のび太「AIの“学び方”にも色々あるの?」
ドラえもん「うん。
- “教師あり学習”は、正解データを与えて学ばせる方法(例:分類や回帰)。
- “教師なし学習”は、正解なしでグループ分けや特徴抽出(例:クラスタリング)。
- “強化学習”は、行動して報酬を得ながら賢くなる方法なんだ。」
1-8. モデルの選択・評価
のび太「どのAIが優秀かってどう判断するの?」
ドラえもん「“汎化性能”“交差検証”“過学習”の回避、そして“MSE”“AUC”“混同行列”などの評価指標をしっかり理解しておこう。」
1-9. ディープラーニングの構造と要素技術
のび太「AIの“中身”はどうなってるの?」
ドラえもん「層構造(全結合・畳み込み・正規化・プーリング・スキップ結合)、
RNNやAttention、最適化(Adam、SGD)、誤差逆伝播法や正則化手法など、細かいキーワードも多数出るよ!」
1-10. ディープラーニングの応用
のび太「AIってどんなことに使われてるの?」
ドラえもん「画像認識(CNN、YOLO)、自然言語処理(BERT、GPT、word2vec)、音声処理(WaveNet)、
強化学習(DQN, AlphaStar)、データ生成(GAN、Diffusion Model)、転移学習・マルチモーダル・モデル軽量化や解釈性も重要!」
1-11. AIの社会実装
のび太「AIを仕事で使うには?」
ドラえもん「AIプロジェクトの進め方(CRISP-DM、PoC、MLOps)、
データ収集・加工・分析・学習、モデル運用・モニタリングや共同開発の注意点も出るよ。」
1-12. AIに必要な数理・統計知識
のび太「やっぱり数学も必要?」
ドラえもん「微分・確率・分散・外れ値・仮説検定・距離や類似度…基礎はきっちり押さえようね。」
2. 法律・倫理分野
2-1. AIに関わる法律
のび太「AIって法律も守らなきゃいけないの?」
ドラえもん「もちろん。個人情報保護法、著作権法、特許法、不正競争防止法、独禁法…
それぞれAIやデータ利用の現場で大事なルールがあるよ!」
2-2. AIと契約
のび太「AIのシステム開発では契約も関係するの?」
ドラえもん「うん。開発委託契約やSaaS契約、知財の帰属、NDA(秘密保持契約)…
ここを理解しないとトラブルのもとになるんだ。」
2-3. AI倫理・AIガバナンス
のび太「AIって“悪用”とか“差別”とかの心配もあるよね?」
ドラえもん「その通り!
- AI倫理・AIガバナンスのガイドライン
- プライバシー(カメラ画像活用も含む)
- 公平性(アルゴリズムバイアスやデータ偏り)
- セキュリティ(Adversarial Attackやモデル窃取)
- 透明性・説明責任(XAI)
- 環境・労働・社会・民主主義への影響…
いまや“倫理”と“ガバナンス”は最重要テーマなんだ。」
まとめ:G検定の学び方
のび太「うわ〜、想像以上に広い!やっぱりコツコツやるしかないかぁ…」
ドラえもん「うん。でも“全部一気に覚える”必要はないよ。
まずは興味のあるところから入って、キーワードや事例を会話や日常に結びつけて覚えよう。
“G検定”はAI時代の“安心・安全ひみつ道具”みたいなもの。みんなで正しくAIを使いこなそう!」
※本記事はJDLA「G検定2024年シラバス」に基づいてまとめています。
最新情報や詳細は公式サイトやシラバスを必ず確認してください!