1. セットアップ(所要 5 分)
- VS Code を最新版に更新
- サイドバー 拡張機能ビュー →
GitHub Copilot
を検索→ インストール - 右下の ✈ アイコン → 「Copilot を設定」 → GitHub でサインイン
- ステータスバーに
Copilot: Enabled
が出れば準備完了- 設定 →
Editor › Inline Suggest: Enabled
を オン にすると提案が常時表示されます。
- 設定 →
2. インライン補完の基本操作
アクション | キー/操作 | 覚え方 |
---|---|---|
提案を挿入 | Tab | 受け入れる |
提案を無視 | Esc | 取り消す |
次/前の候補 | Alt + ] / Alt + [ | 別案をめくる |
手動で提案を呼び出す |
Alt + \ (JP 配列は Alt + ¥) |
Copilot にお願い |
手動トリガーとは?
自動でゴーストテキストが出ないときに Alt + \ を押すと、その行の文脈を送信して 即座に 提案を生成します。
「今すぐアイデアちょうだい!」という場面で便利です。
コメントを書いてから関数名だけ入力
Copilot が本体を灰色のゴースト文字で表示
Tab で受け入れ → 完成!
3. コメント駆動のコード生成
やりたいことを日本語コメントで宣言
// ユーザーIDからプロフィールを取得し、存在しなければ例外を投げるメソッドを書いて
Enter で改行 → 1 秒待つと提案が出現
Tab で受け入れ/Alt + ] で別案を選択
細かい条件を足すほど精度アップ。アルゴリズム名(例:二分探索)、性能制約(例:O(n) 以下)なども一緒に書くと効果的です。
4. Copilot Chat(質問窓口)
開き方
Ctrl + I
(macOS は ⌘I)
もしくはサイドバーの吹き出しアイコン
質問例
「このクラスの責務を 1 行でまとめて」
「選択範囲に Javadoc を付けて」
「NullPointerException の原因と修正案を教えて」
チャット回答にある 💡Apply
ボタンは「提案コードをエディタに挿入(同意)」の意味。クリック前にプレビューで差分を確認できます。
5. 具体的ベストプラクティス
コツ | そのまま使える具体例 |
---|---|
1 文で目的を宣言 | // CSV を読み込み、ヘッダーをスキップして合計を求める |
制約を明示 | // 10 MB 超のファイルでもメモリ使用量を最小化する |
戻り値/例外を指定 | // 見つからなければ Optional.empty() を返す |
テストを自動生成 | Chat: このメソッドの JUnit5 パラメータライズドテストを作って
|
コンテキストを渡す | ① クラス全体を選択 → ② Chat: リファクタしやすい形に整理して
|
段階生成 | 大枠の実装 → TODO コメント → 手動トリガー |
必ず検証 | 生成後は テスト実行 & 差分レビュー |