はじめに
春は学振の季節ですね.
数物系の学生は申請書のときくらいしかWordを使う機会がないのでWordを書くのは年に1回のイベントです1.
従って2年目以降申請書を書くとき,毎年Wordに関する全ての知識を忘れているのです...
毎回ググっているのも面倒くさいので申請書で僕がよく使う機能をまとめてみました2.
環境
macOS Mojave 10.14
Word2013 Mac版
Mac版とWindows版で細かいところが異なるようです.
Windows版の人の参考にならなかったらすみません.
ショートカットキーは⌘を適宜Ctrlに読み替えてれば動くと思います. 多分.
基本的なショートカット
選択した文字をボールド体に変更 ⌘+B
選択した文字に下線を追加 ⌘+U
箇条書きで無駄に空くスペースを調整
デフォルトでは箇条書きの番号や・の後ろに不自然なスペースが空きますのでこれを潰します.
- 箇条書きを作って番号などの部分を選択して右クリックでメニューを開く.
- メニューの中から
箇条書きと段落番号
をクリック. - 該当するスタイルを選択して
ユーザー設定...
をクリック. - 右側のプレビューを見ながら
字下げとぶら下げのインデント
のxx cmを調整していい感じの値にしましょう(僕は1.3 cmでした).
英数字前後のスペースを詰める
デフォルトだと英数字と日本語の間にスペースが広がってしまうのでこれを潰します.
- リボン(上側に出てるやつ)から上の図の右下の>が90度回転したやつを押すと行間設定が出るので最後の
行間のオプション...
を押す. - 段落の設定が出るので体裁設定を開く.
-
文字幅と間隔
のリストから日本語と英字の間隔を自動調整する
と日本語と数字の間隔を自動調整する
のチェックを外す. - 下にある
既定に設定
を押してデフォルト設定にする.
行間の調整
情報量の多さと見やすさのトレードは悩ましいところです.
文字をギッチギチにするなとはよく言われる2ものの実際通ってる申請書を見てみると結構真っ黒だったりします.
まあそれはそれとしてフォントと行間の調整は欠かせません.
どういうフォントや行間サイズがいいのかというのは学振本3で議論されてますので気になる方はチェックしてみてください4.
ここでは行間設定の仕方について述べます.
- 前節に示した上の図の右下のボタンを押して
行間のオプション...
を押す. -
インデントと行間間隔
から間隔
の行間
を1行
から固定値
に変更して値を調整する. - 下にある
既定に設定
を押してデフォルト設定にする.
図の回り込み設定
図を置いたときは周りの文章の回り込み設定をします.
次の2通りのやり方があります.
- コピペしたときに出るマークを押して四角に対応するボタン(下図参照)を選びます.
- 図を右クリックして文字列の折り返し→四角で文章が回り込みます.
図をグレースケールにする
いつからか存じ上げませんがカラーの図が使えなくなりました.
わざわざ論文の図を作り直して新しい図を作るのも面倒なのでWordの設定でグレースケールにしてしまいましょう5.
- 図を右クリックして
図の書式設定
を開く. - 4つ目の山みたいなアイコンを押して
図の色
の鮮やかさ
の値を0パーセントにする.