概要
deno v0.27.0がリリースされました。
新機能に絞って変更点をまとめます。
ファイルサーバ(std/http/file_server.ts)がutf8をサポート
ファイルにUnicode Emoji等が含まれていると、文字化けが発生してしまう問題があったため、修正されました。
ファイルサーバ(std/http/file_server.ts)がヘルプ表示に対応
--helpオプション
を指定することでヘルプが表示されるようになりました。
$ deno https://deno.land/std@v0.27.0/http/file_server.ts --help
fetchがURLオブジェクトに対応
下記のように、文字列だけでなく、URLオブジェクトも渡せるようになりました。
fetch(new URL('http://www.example.com'))
Deno.dir
関数が追加
引数にディレクトリの種別を渡すと、プラットフォームに応じて適切なパスを返却してくれます。
Deno.dir('home') // ホームディレクトリ
Deno.dir('cache') // キャッシュディレクトリ
Deno.dir
に渡せる引数は、下記のいずれかの文字列です。
"home"
"cache"
"config"
"data"
"data_local"
"audio"
"desktop"
"document"
"download"
"font"
"picture"
"public"
"template"
"video"
deno --version
でv8とTypeScriptのバージョンが表示されるようになった
v0.26.0ではdenoのバージョンしか表示されませんでした。
v0.27.0ではv8とTypeScriptのバージョンも表示されます。