#初めに
はじめまして、Dellgreenと申します。
要件定義に初めて参画しましたので、所感・反省点・今後生かしたいことなどを
まとめようと思いました。
はじめに以下私の自己紹介プロフィールになります。
名前:Dellgreen
学歴:大学時 情報工学専攻(まじめに勉強してませんでした)
年齢:20代前半
経歴:システム系SIer入社
配属後からずっと同じ案件の開発工程(たまに詳細設計),環境構築,運用担当
技術:Oracle(Bronzレベル)、Java(Struts)、Linux(基本操作レベル)
担当:パッケージ(購買領域)
入社よりパッケージの開発・運用をしており、要件定義から参画するのは
今回が初めてになります。
なので、右も左も分からない状態での参画でした。
※パッケージ・・・以下PKG
#案件について
以下案件の概要になります
お客様:大手メーカホールディングス
案件概要:1.購買システムの刷新
2.会社内の購買システム統合
SAPとスクラッチ購買システムの併用▶︎弊社購買パッケージに統合
3.要件定義をしてる中で、想像以上のGapが発生
開発コスト50人月 Gap:150人月▶︎予定の3倍のGap
前提:弊社PKGに業務を合わせて統合する
個人の立ち回り:初要件定義なので役立たず
タスクは議事録作成、会議の資料作成レベル
私は要件定義の中盤からの参画でした。
思ったよりのGapが発生しており、弊社もお客様もどう収束していけば
よいか頭を悩ませている状態。。。
#要件定義
下記の3本立てでメモを残します。
◆進め方
◆反省点(弊社・顧客両者の視点)
◆個人の反省点
##進め方
まず弊社側がどのように要件定義を進めていったか簡単にまとめます。
1.弊社のPKG説明(説明資料・デモの提示)
2.お客様の業務フローを受領、弊社PKGで実現できるかマッピング
3.実現不可で、Gapになる箇所を洗い出し
4.お客様でそのGapが絶対に必要か・希望レベルか・PKGで代替可能か分類
###弊社反省点
弊社反省点といいつつ、個人的に「これどうなの?」と思った点です。
・PKGのイメージが共有できていない
まずこれです。
・パワーポイントで図説使って説明しました。
・デモ画面を使って説明しました。
ですが・・・・・
こちらは説明したつもりになっていましたが、
お客様には十分にPKG機能が伝わってないように見受けられました。
会議参加しているお客様全員にデモ機をお渡しして
実際にPKGを触って感覚を掴んでもらう必要があるのでは?と思いました。
・PKGなのにPKG資料が少ない
お客様「SAPとテーブル構造・カラムのすり合わせをしたい、
御社PKGの資料をいただける?」
弊社 「テーブル定義書レベルのものしかない」
お客様「このテーブルのこのカラムは何に使用するかとかの説明書きはない?」
弊社 「ありません!」
いやあれよ!
このPKGは開発されてから10年くらいたってるものです。
資料がもう少し充実しててもいい気がします。
PKG保守にお金をあまりかけれないというのも理解できますが、
もう少し充実しておいてもよいのでは、、、?
個人的には要件定義が後ろ工程で全ての影響を決めるもっとも重要な過程だと
認識しているので、もう少し手厚く資料を作っておくべきでは?と思いました。
SAPレベルになるとネットで概要とか簡単に転がっていますが。
(SAPみたいにシェア率が桁違いのものと比較するのはどうかとは思いますが)
https://tokulog.org/blog/tutorial_fi/
・1人の技術者の頭の中で完結している
お客様「このGapの影響画面はどのレベル?どう実現しよとしている?」
弊社A 「〜〜〜で、〜〜です」
弊社B 「(そうなんだ)」
弊社C 「(そういうことか)」
お客様「御社Aさんは把握できているかも知れないが、こちらは把握できていない」
Gapの実現方法を弊社の技術者1人で完結してしまっていて、
共有ができていないことが多かったです。
お客さんだけでなく弊社内でもわかないことが多い現状。
会議の中でどう実現するかもしっかり打ち合わせし、文言を残していくべきだったと
思います。
###お客様反省点
・PKGに合わせる前提を忘れている
「今のシステムはこうなっている」
「この機能がないと業務が回らない」
といったように、PKGに合わせる前提を忘却していました。
運用視点で見ると、システム依存で業務が改革される恐怖はあると思います。
ただシステム開発の前提を見失っています。
もう少し、「PKGに合わせるんだぞ、この案件は」といった発言ができる
参加者がいたらだいぶ違ったのかと思います。
###個人反省点
今もまだ要件定義段階です。
要件定義が終わり次第、個人的な反省点もまとめようと思います。
この案件が炎上しませんように。。。。。。