先日、ついにAWS認定の中でも最難関の一つと言われる AWS Certified Solutions Architect - Professional (SAP-C02) に合格することができました!
Solutions Architect - Associate に合格したのが3年前で資格更新の期限が迫っていたので、1か月で合格するために効率を重視した方法を模索しました。
これから受験を考えている方の参考になれば嬉しいです!
結果
まずは結果から!
- 受験日: 2025/07/11
- スコア: 811
- 結果: 合格
合格ラインが750点なので、ギリギリというわけではありませんが、試験中は「これは厳しいかも…」と何度も心が折れそうになりました。試験時間は約3時間ですが2時間で終了して退席しました。
合否はその場では発表されず、当日21時頃にメールで届きました。無事に「合格」の文字を見たときは、本当にホッとしました。
私が実践した勉強方法
ここからは、私が実際に行った勉強方法を紹介します。
3年前に合格したSolutions Architect - Associateは参考書1冊で合格できましたが、今回は試験範囲が広いので演習問題をたくさん解いて8割以上は正解できるまで粘ることにしました。8割を超えるためには復習を含めると2000問程度は解いています。私が参考にした参考書を記載します。
演習問題を解くのに1問3分とすると100時間程度となります。また、後述の参考書を読むのに10時間くらい使っています。
1.基礎知識を学ぶための資格の本
まずは、試験範囲の広さと深さに対応するため、こちらの教科書で基礎知識をしっかりとインプットしました。各サービスの概要から連携方法、設計思想まで網羅的に解説されているので、最初のとっかかりとして最適でした。電子書籍のKindleで購入したのですが、紙媒体の方が書き込めるので便利だと思います。
2.演習問題を用いた対策
インプットだけでは知識が定着しないので、次にこの問題集でアウトプットの練習をしました。問題の質が高く、なぜその選択肢が正解で、他が不正解なのかを丁寧に解説してくれるので、理解を深めるのに非常に役立ちました。
3.演習問題で実践力を鍛える(425問+600問+600問=1625問)
さらに問題演習を重ねるため、こちらの問題集にも取り組みました。圧倒的なボリュームで、様々なシナリオに触れることができます。重要なのは解説を読んで納得できるまで理解することです。
注意点: すでに廃止されたサービス(例:AWS Snowmobile, AWS OpsWorks, AWS CodeStarなど)に関する問題も含まれています。解く際には「現在のサービスなら何を使うか?」と頭の中で変換しながら進める必要がありました。これは、逆に知識のアップデートに繋がったので、結果的には良かったです。
-
AWS Certified Solutions Architect - Professional SAP-C02 練習問題 Vol. 1
-
AWS Certified Solutions Architect - Professional SAP-C02 練習問題 Vol. 2
まとめ
AWS SAP-C02は間違いなく難しい試験ですが、演習問題をたくさん解いて8割以上は解けるようになれば合格できます。重要なのは、各サービスの機能を単体で覚えるのではなく、ビジネス要件や課題に対して、どのサービスをどう組み合わせて最適なアーキテクチャを設計できるかという視点を持つことだと感じました。
この体験記が、これからAWS SAP-C02に挑戦する方々の少しでもお役に立てれば幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!皆さんの合格を心から応援しています!