ELBとは

ネットワークトラフィックの分散によって、アプリケーションのスケーラビリティを向上させるサービス。

ロードバランサーの選び方

AWSのロードバランサーには、4つの種類があるが、アプリケーションに最適なロードバランサーの選び方は以下となる。

[ALB]
HTTP リクエストの負荷分散を行う必要がある場合

[NLB]
ネットワーク/トランスポートプロトコル (レイヤー 4 - TCP、UDP) の負荷分散や非常に高いパフォーマンス/低レイテンシーのアプリケーション

[CLB]
アプリケーションが Amazon EC2 Classic ネットワーク内に構築されている場合

[GWLB]
サードパーティ製の仮想アプライアンスを導入してデプロイする必要がある場合

ALBは、HTTPおよびHTTPSトラフィックを対象としたロードバランサーで、アプリケーション層（レイヤー7）で動作する。

NLBは、TCPおよびUDPトラフィックを処理するためのロードバランサーで、トランスポート層（レイヤー4）で動作する。

ファイアウォールや侵入検知システムなどのサードパーティ製仮想アプライアンスを簡単にデプロイおよび管理できる。
レイヤー3で動作し、全てのIPパケットをリッスンしてトラフィックを振り分ける。

AWSの初期から存在するロードバランサーで、レイヤー4またはレイヤー7で動作する。

※以下は全て東京リージョンの場合

	料金	単位
ALB	USD 0.0243USD USD 0.008 USD 0.0054	ALB時間 (または 1 時間未満) LCU 時間 (または 1 時間未満) ALB に関連付けられたトラストストアごとに相互 TLS の使用 1 時間 (または 1 時間未満)
NLB	USD 0.0243 USD 0.006	Network Load Balancer 時間 (または 1 時間未満) NLCU 時間 (または 1 時間未満)
GWLB	USD 0.0135 USD 0.004	AZ あたりの Gateway Load Balancer 時間 (または 1 時間未満) GLCU 時間 (または 1 時間未満)
CLB	USD 0.027 USD 0.008	CLB により処理されたデータの GB 単位

ALB がトラフィックを処理するディメンション (1 時間あたりの平均)。
以下の 4 つのディメンションを測定する。

NLB がトラフィックを処理するディメンション (1 時間あたりの平均)。
以下の 3 つのディメンションを測定する。

GWLB がトラフィックを処理するディメンション (1 時間あたりの平均)。
以下の 3 つのディメンションを測定する。

ELBは、12ヶ月無料トライアルが利用できる。
トライアルでは、CLBとALB間で共有された 750 時間/月、CLBの 15 GB のデータ処理、ALBの 15 LCU が提供される。

毎月少なくとも 99.99% の可用性が保証される。