みなさんごきげんよう。本記事は、2021 年 6 月 24 日(米国時間)ポストされた Developing for Android on Windows の意訳(と、ちょっと手を加えたもの)となります。
内容については下記原文が正となります。
Android デベロッパーの皆様、ごきげんよう!
2021 年 6 月 24 日(米国時間)、マイクロソフトは Windows の次期バージョンと新しい Windows ストアを発表しました。
こうした、新しい機能が皆さんにどのように活用していただけるのか、ものすごくわくわくしています。
ただ、今までと変わらないこと。それは、Android アプリケーションのデザイン、ビルド、テスト、デプロイまでの一貫した対応において、Windows が最適なプラットフォームであるということです。
あらゆるツールに対応しています
どんな開発環境についても、Windows 上で動作します。Android Studio、Visual Studio、Visual Studio Code、Unity が用意されています。Kotlin、Java、C#、JavaScript、TypeScript、Flutter ... いずれでプログラミングしても、優れた開発者体験を得ていただけます。
デスクトップでは、Edge 開発者ツールや Microsoft Surface Duo シミュレータを使っていただくことで、デュアル スクリーン対応のウェブ サイトやプログレッシブ Web アプリ(PWA)を開発・テストすることもできます。
※ 図 1 : Microsoft Edge のデュアル スクリーン Web 開発ツール
Windows、Android 双方に対応したアプリを作ってみたい!という野心をお持ちの方には、こうしたこともおすすめです。
- Xamarin (for Surface Duo)(およびその後継の .NET MAUI)は、C#でクロス プラットフォーム アプリケーションを開発、公開できます。
- React Native、Flutter : どちらも Windows デスクトップ上で動作するモバイル アプリケーションの構築ができます。
- Web デベロッパーの方向け(デュアルスクリーンの Web エクスペリエンス) : プログレッシブ Web アプリ(PWA)を構築してパッケージ化し、Microsoft ストアや Google Play で公開することができます。
- Uno Platform を利用すると、WinUI を利用してアプリケーション構築、Android へのデプロイが可能です。
なお、最新の Windows アプリを Android と Surface Duo に導入する Uno Platform の使用を開始するには、このブログ記事を参照してください。
おっと、バックエンドで Linux タスクが必要になったときのために、WSL(Windows Subsystem for Linux) を忘れてはいけませんですね。
エミュレータのサポート
Windows は、指やペンを使って操作するタッチ スクリーンに対応しています。これにより、他のプラットフォームでは実現できない、モバイル アプリケーションの開発において、リアルなテスト エクスペリエンスを提供し、スクリーン上で直接 Android エミュレータを操作することができるのです。
Microsoft Surface デバイスは 10 個のタッチ ポイントをサポートしています。ピンチ、ズーム、パンなどのマルチ フィンガージェスチャーを使用し、Surface Duo のエミュレータを通じ Android についてリアルな実感を伴った体験をすることができます。Surface Duo Android エミュレータは、Windows 上で快適に動作し、タッチ スクリーンでのインタラクションや 3D ポスチャー プレビューを最大限に活用いただくことができます。
※ 図 2 : Surface Duo エミュレータの 3D ポスチャー プレビュー
Android エミュレータも、コンピューターのハードウェア高速化機能を利用することでさくさく高速に動作してくれます。ぜひ、以下の手順に従って、ご利用いただいている環境での高速化を設定してみてください。
デモとテスト
スマホ同期アプリ(Your Phone App)の統合により、あなたのAndroid 携帯電話がデスクトップに登場します(訳注 : Windows PC から、Android のモバイル アプリにアクセスできるようになります)。携帯にきたメッセージの確認や写真のチェックが簡単になるだけでなく、マウスやキーボードから手を離さずにデバイスのテストを行うことができます!
また、スマホ同期アプリを使うと、画面共有によるビデオ通話で機能をデモンストレーションすることもできます (Android 版 Microsoft Teams 内から直接共有することもできます)。
フィードバックとリソース
Surface Duo 開発者向けドキュメントや過去のブログ記事では、すべてのサンプルのリンクと詳細を確認いただけます。また、GitHub にも様々なサンプルがありますので、みてみてくださいね。
ご質問やアプリについてのお問い合わせは、フィードバックフォーラムまたは Twitter @surfaceduodev までお願いします。
以上、Guy Merin さんでした。
それではみなさんごきげんよう。