はじめに
みなさんごきげんよう。本記事は、2021 年 5 月 25 日(米国時間)ポストされた "LAUNCH: Build serverless, full stack applications in Azure" の速報的というか抄訳意訳のようななにかとなります。内容については下記が原文で、正となります。
今日では、クラウド上でアプリケーションを構築・設計するスキルは、多くの職務においてますます必要とされてきています。
しかし実際のところ、お客様や上司、あるいは他部門の方から、それはそれは曇りのない、まるで救世主を見るかのようなまなざしで『あなたはアプリケーション開発、はたまたデータベースを操る SQL 文、さらにはオンプレミス環境だけでなく、クラウド上での開発に通暁しておられますよね!?』尋ねられたら、あなたはどう答えますか。もちろん、『ええ!そりゃあもうなんでもこいですよ!』とサムズアップして自信たっぷりにお答えになりますよね。
でもここだけの話、実は心の中で「いや、ちょっと自信ないかも…」あるいは「えぇ…ほんとは初心者だからちょっとどきどきするな…」「オンプレしか経験ないけど何とかなるやろ」といった方もおられるのではないでしょうか。
しかし、剛の者を自認されている方も、どんどんサービスは変わっていくし、何なら増えるし、キャッチアップし続けていく必要があるということは、あらゆる開発にかかわる人共通の事情といえるでしょう。
そこで、本日(米国時間 5/25 現在)クラウドや、アプリケーションなどの開発、SQL 文などまだまだ慣れていないんですという方から、あるいは逆にもうその辺りは経験豊富です!という、腕に覚えのある方まで、あらゆるスキル レベルの開発者の皆様が、Azure を使って迅速かつ効果的にアプリケーションを作成する方法を学ぶことができるよう、学習プラットフォーム Microsoft Learn 上で、複数の学習トピック(モジュール)をまとめ、ワンストップで学ぶことができる新しいラーニング パス「**[Build serverless, full stack applications in Azure] (https://docs.microsoft.com/ja-jp/learn/paths/build-serverless-full-stack-apps-azure/)**」を発表しました。
このラーニング パスでは、選択した言語(Python、Node.js、.NET)と、フロントエンドに Vue.js を活用して、Azure 上で最新のフルスタック アプリケーションを作成、構築、デプロイする方法を学ぶことができます。(※注 : 2021/05/26 日本時間現在、日本語は準備中です。近日公開予定です)
もちろん、最新のデータベース機能、DevOps における重要な考えである CI/CD (継続的インテグレーション / 継続的デリバリー) や、バックエンド API 開発、REST などのトピックを取り上げます。しばしばこうしたことに初めて触れるとき、その理解のとりかかりとなる考えの端緒を得ることが難しく、**なかなか「しっくりこない」方も少なからずいらっしゃるかと思いますが、このラーニング パスでは、まず「バスを捕まえて、乗ろうとする」という、実世界のシナリオを使います。**これにより、Azure SQL Database、Azure Functions、つい先日 GA した Azure Static Web Apps、Logic Apps、みんな大好き Visual Studio Code、GitHub Actions などのサービスを統合したソリューションの構築方法を腹落ちしながら学びやすくなっています。やったね。
ちなみに、この「バスキャッチシナリオ」の要件は以下のような感じです。
・リアルタイムのバスの位置を監視するための Web サイト
・バスが近くにあるときの通知
・自動展開とスケーリング
Microsoft Learn 上では、Azure サンド ボックス(※) で無料で実際に触って、学んでいただるこの新しいラーニングパスに加えて、米国時間 5/25 日から開催されるMicrosoft Build Learn Live の一部 として、モジュールの 1 つを発表します。ぜひ登録して参加してみてください。もちろん、ライブセッションの後にこれを読んでいる方は、Microsoft Build のウェブサイトから録画をあとでじっくりしっとりと御覧いただくこともできます。
(※) 訳注 : Azure サンド ボックスとは
ハンズ オンは効果的な学習手段です。そこで、Microsoft Learn では、Azure アカウントを持っていらっしゃらない方でも、特定の Azure タスクを無料で実行できるよう、Azure サンドボックスという実習環境をご用意しています。
ただし、有効期間など制限があり、ご自分の作業を保存したり後日別の目的のために再利用したり、またはそれを特定の演習の境界外に拡張したりすることができません。
では、再利用なども含めた学習をしたい!という場合はどうしたらよいのでしょうか。ご安心ください。そうした場合は、お客様自身のサブスクリプションを指定してラボを実行することもできます。ただしこの場合、お客様自身のサブスクリプションを使用する場合は、アクティブなリソースに対して課金されることに注意してください。 予期しない料金の発生を避けるために、Azure portal のコスト分析機能を使用してコストを注意深く監視し、使用されていないときは仮想マシンやリソースの割り当てを解除し、慎重に価格プランを選択することをお勧めします。
いやぁ、自分は全部のモジュールを完了する必要はなくて、特定のトピックのモジュールだけやればいいんだよね!という剛の者の方、ご安心ください、各モジュールは独立しています。頭から通して学ぶもよし、つまみ食いで学ぶもよし。自分のペースで学習いただくことができます。
以下、本ラーニング パスを構成するモジュールをご紹介します。
- Architect modern applications using Azure SQL Database
- Deploy serverless APIs with Azure Functions, Logic Apps, and Azure SQL Database
- Build full stack applications with Azure Static Web Apps and Azure SQL Database
- Architect full-stack applications and automate deployments with GitHub
なお、データ回りの基礎理解を強化するコンテンツをもっと見たいという方には、Azure SQL Fundamentals (Microsoft Learn ラーニング パス) をチェックすることをお勧めします。また、Data Exposed (YouTube チャンネル、英語) を Subscribe していただくと、Azure SQL for beginners、Migrating to SQL などのミニシリーズがあるので、お勧めです。
その他、ご質問やご意見がありましたら、@AnalyticAnna までご連絡ください。
(※訳注 : すみません文章をこんなにしたのは私の責任であって Anna さんのせいではありませんので、日本語の文章についてのクレームは uikou までご連絡ください…!!)
それでは皆様、ごきげんよう。