みなさんごきげんよう。
今日は、全然担当プロダクトとか関係ないんですけど、先日お世話になっている方から教えてもらった、Xencelabs のクイッキーズ(Quick Keys) が最高に作業に捗ることがわかったので、共有させてください。
uikou 注 : アフィリエイトとかなしでリンク張ってます。
でも、今日(2021/07/04)現在、在庫切れのようです…。そのうち入荷されると信じて!だいたい、10000 円くらいだと思います。高そう?そう思った時期が私にもありました。ええ。でも、色々考えたけど、買ってよかった。私の場合、特に PowerPoint とか Teams とかでめちゃくちゃ捗ります。
何がいいのかって話
Quick Keys は、ダイヤルと Quick Keys と、Set ボタンとすごくシンプルな構造です。
購入したら USB などで PC に接続し、PC 側にダウンロードしてきたドライバを入れると、一緒にアプリ "Xencelabs.exe" もついてきます。このアプリから、**ダイヤル (Physical Dial) **と、**Quick Keys **の操作セットのセットアップを行っていきます。
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ダイヤル (Physical Dial)の操作セット
- 計 4 つまで登録でき、ダイヤル中央のボタン(Mode Button)を押すたびにセットを切り替えることができます。
- Dial Click Sequence 名は変更することができます。
-
Quick Keys + Set Key の操作セット
- Quick Keys は、1 つのセットに、8 個のキーアサインをすることができます。
- キーアサインセットは、Set A ~ E までの 5 個まで登録可能です。なお、最初は Set A 以外は Disable になっているので、有効化したい場合は Disable 状態のセットをアプリ上で選択し、アプリケーションの
Options
メニューからEnable "Set xx"
を選んであげる必要があります。("Set xx" の "xx" は、セット名です。たとえば "Set B" などです。 - キーアサイン名、およびキーアサイン セット名は変更することができます。
-
Set Button
を押すと、キーアサインセットのモードが変わっていきます。
例えば私の場合はこんな感じで各アプリケーションごとにアサインをしていますです。
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PowerPoint 編
- オブジェクトの一括 Group 化 / Ungroup 化
- Group : Ctrl + G
- UnGroup : Ctrl + Shift + G
- Align (Left / Center / Right)の調整
- Left : Alt+j,D,A,A,L
- Center : Alt+j,D,A,A,C
- Right : Alt+j,D,A,A,R
- Paragraph メニューの起動
- Paragraph : Alt + H,P,G
- (Microsoft 365 利用者のみ) Icons メニューの起動
- Alt + N,N,S
- など。
- オブジェクトの一括 Group 化 / Ungroup 化
特にさんざん資料を作る私としては、Align の調整、paragraph の起動などはほんと素敵だと思いました。左手マウスでぐるっと選択して、右手においた Quick Keys のボタン一発で調整できるって、ああなんて素敵。
図 : 机の上のデバイスの配置
(左手でって書いてあるけど、__右手__で Quick Keys です。再アップが大変なのでこのままでごめんなさい)
ちなみにセットアップ時に、縦に置くか横に置くか右にダイヤル持ってくるか左にダイヤル持ってくるかなど選べます。それによって、表示が変わります。私の場合、ダイヤルを左側にもってきています。右手で操作するので。
注 : PowerPoint のショートカット一覧はこちら
- Teams 編
私は、骨伝導ヘッドセットの Aftershokz OPENCOMM というものを使っています。朝から晩まで文字通り電話会議だらけのこの世の中では、耳が痛くなるのと、無線だけど、最大 8 時間の連続音楽再生と最大 16 時間の通話に対応という事でこれにしました。(でも、8 時間は持たないかもなぁ…うちの場合 Bluetooth - USB ドングルで接続してるからなのかなぁ…いやそれで再生時間って略)
このヘッドセット、私としては大変気に入っているのですが、唯一うーんと思うのが、Teams でコールがきたときに Mute、Unmute、Leave をショートカットキーか、あるいはマウスでやららないといけないこと。ショートカットなんて覚えられんわ!! ・・・というわけで毎回マウス使ってキー!って思ってたんですが、地味~に Mute・Unmute するのがいらいらする。というわけでキーアサインをしてみました。
- Mute / Unmute : Ctrl + Shift + M
- Answer : Ctrl + Shift + S
- Leave : Ctrl + Shift + R
後アサインしたけどあんまり使わないですね。
注 : Teams のショートカット一覧はこちら
その他、Excel や、Outlook でもアサインしてますが、主に Teams と PowerPoint が捗るなぁという感じです。
- ダイヤル (Phisical Dial) のアサイン
ダイヤルはダイヤルで捗ります。四つアサインすることができ、ダイヤルの中央のボタン(Mode Button)をプッシュすることで切り替わっていきます。
- ページスクロール : Keystroke - PgUp / PgDown
- ズームイン、ズームアウト : Zoom - Zoom Out (Ctrl -) / Zoom In (Ctrl +)
- 音量調整 : Keystroke - Volume Up / Volume Down
そんなわけで、私の場合はこんな形にしております。重複してるのもあるなぁと思いますがまあ気にしないでください。
どうやってキーアサインをセットするの?
- Xencelabs.exe を起動し、設定したいキーを含むキーアサインセット(例 : "Set A" など)を選択し、その中の 1 とか、2 とか物理ボタン(Quick Keys) に相当するところをクリックすると、メニューが展開されます。"
Keystroke
" を選択します。 -
Define Keystroke ウインドウがポップされます。その中の、
Keystroke Keys
の右下、"Clear
" を選択すると、Keystroke Keys
にアサインされていたキーセットが消去されます。なお、delete
をクリックすると、1キーずつ消えていきます。(例 : Ctrl + Z となっていたら、Ctrl のみになるなど) - アサインするキーを実際にキーボードで入力します。順番を間違ったりしたら、
delete
またはClear
でやりなおしましょう。ちなみに、キーをアサインする際は、Ctrl + Z みたいな、同時押しと、Alt 系なんかでよくあるリボン展開 ⇒ 選択というパターンもありますよね。たとえば、Alt+j,D,A,A,L とか。こういう場合はこんな形で入力します。
Alt キーと j キーを同時に押す → j キーを押す → D キーを押す → A キーを押す → A キーを押す → L キーを押す → マウスを操作し、OK
を押すなどカーソルを Keystroke Keys
エリア外に移す。これでキーアサインが確定されます。
-
Shortcut name
を必要に応じて変更しましょう。ここが、液晶で表示されるボタンの名前になります。 -
OK
ボタンをおします。
セットアップはこれだけです。ただ、キーの登録(キーボードで実際のキーセットを入力していく)がわからず、最初は何?実際にテキストボックスに Alt+J とか記入していくんじゃないでしょうね?と思ったんですが、それができずどんどん変なキーが Keystroke Keys
にたまっていくので、どうやるんだ??と悩みましたが、わかればいろいろ試したくなります。Surface Pro 6 + 日本語キーボードですが、Volume Up などは Surface の上のほうにあるボリュームアップ、ダウンのキーを押すと、ちゃんと Keystroke Keys
に登録されてくれました。ただ、PrintScreen キーはなぜかうまく入らず、でした。なんでだろう。
そんなわけで、Visual Studio など、IDE で入力メインの場合はそれほど捗らないかなって思いますが、もともと絵描きさんのツールであることもあり、マウスを使ったりしつつ操作するようなところで威力を発揮します。入荷は断続的にしてるんじゃないかと思うので、見つけたら皆さん使ってみてもいいと思います。
それではみなさんごきげんよう。