Aipo8 の開発をするにあたり、環境構築をした際のメモになります。
Aipo はオープンソース版の提供終了に伴い、フォーラム等も閉鎖されてしまったため新規で情報を探すことが難しくなってきておりこれから作業する人のために参考になればと思い、記事として残すことにしました。
なおインストール環境は、Win10 Pro 64bit となります
1.aipoフォルダの作成
任意のドライブ（今回はDドライブに構築）直下に home フォルダを作成し、その配下に aipo フォルダを作成
D:\home\aipo
2.JDK のインストール
- Accept License Agreement をチェック
- Windows x64 jdk-8u161-windows-x64.exe
インストーラー起動し、インストール先フォルダを以下のように設定
D:\home\aipo\jdk1.8.0_161
インストール完了後、システム環境変数を設定
コンパネ→システム→システムの詳細設定→環境変数
JAVA_HOME
D:\home\aipo\jdk1.8.0_161
PATH
;%JAVA_HOME%\bin
※PATH は jdk インストール時、自動的にやってくれるので必要なさそう
3. Maven のインストール
- Previous Releases 内の archives をクリック
- https://archive.apache.org/dist/maven/maven-3/3.3.3/binaries/ arache-maven-3.3.3-bin.zip
d:\home\aipo 配下に解凍
d:\home\aipo\apache-maven-3.3.3
システム環境変数
MAVEN_HOME
d:\home\aipo\apache-maven-3.3.3
PATH
;%MAVEN_HOME%\bin
4. PostgreSQL のインストール
- 9.3.25 (Not Supported) Windows x86-64
インストーラを起動し、以下のように設定
Instration Directory
d:\home\aipo\pgsql
Port
5432
Locale
C
Stack Builder のチェックを外す
5. Tomcat のインストール
- Binary Distributions > Core > 64-bit Windows zip のリンクをクリック
d:\home\aipo 配下に解凍
d:\home\aipo\apache-tomcat-7.0.85
Comet の設定
d:\home\aipo\apache-tomcat-7.0.85\conf\server.xml
71行目付近 ( HTTP/1.1 の部分を変更 )
<Connector port="8080" protocol="org.apache.coyote.http11.Http11NioProtocol" connectionTimeout="20000" redirectPort="8443" />
サンプルアプリを削除
d:\home\aipo\apache-tomcat-7.0.85\webapps 配下を削除
6. JDBC ドライバの設置
- Archived Versions > JDBC 41 > 9.3-1104 JDBC 41
postgresql-9.3-1104.jdbc41.jar を
d:\home\aipo\apache-tomcat-7.0.85\lib にコピー
7. eclipse のインストール
- Eclipse 4.4 Luna > 64bit Full Edition Java
d:\home\aipo 配下に解凍
d:\home\aipo\plleiades
eclipse -clean で実行
d:\home\aipo\pleiades\eclipse\eclipse.exe -clean.cmd
M2_REPO 変数の追加 ( Maven のローカルリポジトリの場所 )
> d:
> cd home\aipo\workspace
> mvn eclipse:configure-workspace -Declipse.workspace=d:\home\aipo\workspace
8. Velocity Web Edit プラグインのインストール
- Download Latest Version
- velocitywebedit > 1.0.8 > VelocityWebEdit-1.0.8.zip
解凍して、plugins フォルダ内にある
com.hudson.velocityweb_1.0.8 を
d:\home\aipo\pleiades\eclipse\dropins にコピーする
eclipse -clean で実行
d:\home\aipo\pleiades\eclipse\eclipse.exe -clean.cmd
9. eclipse の設定
GitHub 用の フォルダを作成
d:\home\aipo\GitHub
ウィンドウ → 設定 → チーム → Git をクリック
デフォルト・リポジトリー・フォルダー を d:\home\aipo\GitHub
ウィンドウ → 設定 → Tomcat
Tomcat ホーム : d:\home\aipo\apache-tomcat-7.0.85
コンテキスト宣言モード : Server.xml
ウィンドウ → 設定 → Tomcat → JVM 設定
JRE : Java8
ウィンドウ → パースペクティブのカスタマイズ → コマンド・グループ可用性 → Tomcat をチェック
10. Cayenne のインストール
- cayenne-2.0.4-win.zip
d:\home\aipo 配下に解凍
d:\home\aipo\cayenne-2.0.4
11. Aipo 本体のチェックアウト
※現在はできないようです
ソースコードを入手し workspeace 配下に配置
aipo7 までなら下記サイトにありました
https://code.google.com/archive/p/aipo/downloads
「ウィンドウ」→「ビューの表示」→「その他」→「ビューの表示」
「Git」→ 「Gitリポジトリー」
「Gitリポジトリー」のビューより「Git リポジトリの複製」をクリック
「URIの複製」を選択
ロケーションの URI に下記を入力
https://github.com/aipocom/aipo.git
次へ→次へ
チェックアウトする ディレクトリが下記になっていることを確認
d:\home\aipo\GitHub\aipo
完了
ファイル → インポート → Git → Git からプロジェクト を選択し次へ
既存ローカル・リポジトリー を選択し次へ
aipo - d:\home\aipo\GitHub\aipo.git を選択し次へ
既存プロジェクトのインポートを選択し次へ
完了
12.初期DBの作成
pgAdmin を起動
D:\home\aipo\pgsql\bin\pgAdmin3.exe
新しいデータベースを追加する
localhost → データベースを右クリック→新しいデータベース
名前に org001 と入力して OK をクリック
初期 DB 用の SQL 文をコピーする
d:\home\aipo\pleiades\workspace\aipo\sql\postgres\org001.sql
初期 DB を作成する
作成した DB をクリックし「任意のSQLクエリーを実行」をクリック
→SQL エディタ内に３でコピーした内容を貼り付け「クエリーの実行」をクリック
aipo の DB 接続設定ファイルを修正する
d:\home\aipo\pleiades\workspace\aipo\oms\src\main\webapp\WEB-INF\datasource\dbcp-org001.properties
21行目を下記のように修正
cayenne.dbcp.url=jdbc:postgresql://localhost:5432/org001
13.アプリケーションのビルド
aipo プロジェクトを右クリック → Tomcat プロジェクト → コンテキスト定義を更新
> d:
> cd home\aipo\pleiades\workspace\aipo
> mvn install
14. Tomcat を立ち上げ aipo の画面を確認
id: admin
pw: admin