「Vagrant」とは?
一言でいうと、「仮想マシンをコマンドラインで簡単に扱えるようにするツール」です。Vagrant自体には仮想化の機能はないため、VirtualBoxやVMwareなどの仮想マシン管理ツールと併せて使用します。
ここでは、無料で使えるVirtualBoxと一緒に使うことにします。
環境
- OS:macOS High Sierra 10.13.1
- Vagrant:2.0.1
- VirtualBox:5.2.4r119785
セットアップ
VirtualBoxのインストール
公式サイトからインストーラをダウンロードして実行します。
https://www.virtualbox.org/wiki/Downloads
「VirtualBox {バージョン} platform packages」から、OSに応じたインストーラをダウンロードします。
私は「OS X hosts」からダウンロードしました。
VirtualBoxのバージョンの確認
インストールできたかどうか、バージョンを確認します。
$ VBoxManage -v
5.2.4r119785
バージョンが表示されているため、インストールに成功しています。
VirtualBox Extension Packのインストール
VirtualBoxの拡張パックです。VagrantでVirtualBoxを操作するのに必要なため、インストールします。
「VirtualBox {バージョン} Oracle VM VirtualBox Extension Pack」からダウンロードします。
全OSで共通のファイルなので、どのOSでも「All supported platforms」からダウンロードします。
ダウンロードしたファイルをダブルクリックし、インストール→ライセンスに同意→マシンのパスワードを入力、でインストールされます。
Vagrantのインストール
公式サイトからインストーラをダウンロードして実行します。
https://www.vagrantup.com/downloads.html
インストール先のマシンのOSとビット数に応じたインストーラをダウンロードします。
私はMacなので、「Mac OS X, 64-bit」をダウンロードしました。
Vagrantのバージョンの確認
インストールできたかどうか、バージョンを確認します。
$ vagrant --version
Vagrant 2.0.1
バージョンが表示されているため、インストールに成功しています。