はじめに
Re:VIEWのセットアップでrbenvの利用を推奨していたため、導入することにしました。
https://github.com/TechBooster/C89-FirstStepReVIEW-v2/blob/develop/articles/setup.re
「rbenv」とは?
Rubyのバージョンを管理するツールです。
rbenvを使うことで、開発環境と本番環境や、他の人とRubyのバージョンを合わせることが容易になります。
環境
- OS:macOS Mojave 10.14.3
- rbenv:1.1.2
セットアップ
rbenvのインストール
Homebrewからインストールします。
$ brew install rbenv
~/.bash_profile
に以下を追記し、パスを通します。
export RBENV_ROOT="$HOME/.rbenv"
if [ -d "${RBENV_ROOT}" ]; then
export PATH="$HOME/.rbenv/bin:$PATH"
eval "$(rbenv init -)"
fi
~/.bash_profile
をリフレッシュし、 ~/.rbenv
フォルダを作成して rbenv init
を実行します。
$ source ~/.bash_profile
$ mkdir ~/.rbenv
$ rbenv init
~/.rbenv
フォルダに「shims」と「versions」フォルダが作成されていればOKです。
rbenvのインストール確認
以下のコマンドを実行し、rbenvが正しく設定されていることを確認します。
$ curl -fsSL https://github.com/rbenv/rbenv-installer/raw/master/bin/rbenv-doctor | bash
Checking for `rbenv' in PATH: /usr/local/bin/rbenv
Checking for rbenv shims in PATH: OK
Checking `rbenv install' support: /usr/local/bin/rbenv-install (ruby-build 20190423)
Counting installed Ruby versions: none
There aren't any Ruby versions installed under `/Users/{ユーザー名}/.rbenv/versions'.
You can install Ruby versions like so: rbenv install 2.2.4
Checking RubyGems settings: warning
Please remove `--user-install' flag from `/Users/{ユーザー名}/.gemrc'.
Auditing installed plugins: OK
私の場合、RubyGemsの設定で警告が出ていたので、指示通り ~/.gemrc
から --user-install
フラグを削除します。
(何か意味があって書いたのですが、忘れてしまいました…)
- gem: "--user-install"
~/.gemrc
をリフレッシュし、再度実行して全てOKになることを確認します。
$ source ~/.gemrc
$ curl -fsSL https://github.com/rbenv/rbenv-installer/raw/master/bin/rbenv-doctor | bash
Checking for `rbenv' in PATH: /usr/local/bin/rbenv
Checking for rbenv shims in PATH: OK
Checking `rbenv install' support: /usr/local/bin/rbenv-install (ruby-build 20190423)
Counting installed Ruby versions: none
There aren't any Ruby versions installed under `/Users/{ユーザー名}/.rbenv/versions'.
You can install Ruby versions like so: rbenv install 2.2.4
Checking RubyGems settings: OK
Auditing installed plugins: OK
操作方法
Rubyのインストール
以下のコマンドを実行し、任意のバージョンのRubyをインストールします。
# インストールできるRubyのバージョンを確認する
$ rbenv install -l
Available versions:
1.8.5-p52
1.8.5-p113
…
2.6.2
2.6.3
2.7.0-dev
2.7.0-preview1
jruby-1.5.6
…
# 最新版をインストールする
$ rbenv install 2.6.3
Rubyのバージョン切替
rbenv global
コマンドでグローバルなRubyのバージョンを設定します。
$ rbenv global 2.6.3
rbenv local
コマンドでローカル(カレントフォルダ以下のみ有効)なRubyのバージョンを設定することもできます。
$ rbenv local 2.6.3
Rubyのバージョン確認
rbenv versions
コマンドでRubyのバージョンがインストールされ、切り替わっていることを確認します。
$ rbenv versions
system
* 2.6.3 (set by /Users/{ユーザー名}/.rbenv/version)
対象バージョンの先頭に「*」が付いていればバージョンが切り替わっています。
Bundlerのセットアップ
Gemのパッケージ管理ツールであるBundlerも併せてセットアップするといいです。
Bundlerのセットアップについては以下の記事をご参照ください。
https://qiita.com/uhooi/items/4abf8c282ae23a259e4f
おまけ: rbenv rehash
以下の場合にshimをインストールするため、 rbenv rehash
コマンドを実行します。
- Rubyの新しいバージョンのインストール後
- コマンドを提供するgemのインストール後
参考: https://github.com/rbenv/rbenv#rbenv-rehash
ただ現在では自動で行ってくれるようで、手動で実行する必要はないとのことです。
おわりに
pyenvと操作方法が同じであり、導入しやすかったです。
これでRe:VIEWをセットアップできるので、執筆頑張るぞ