まもりだま は2021年21月に発売された世界初の「デジタルお守り」で、周辺の状態を常にチェックし特殊な状態の時に自動でその場を浄化。好ましい状態の場合はより好ましく活性化させるデジタルガジェットです。今更ではあるのですが、デジタルで浄化?という部分が気になってしまい、購入してみることにしました。
以前同社から発売されているお化け探知機のばけたんについて調べたことがありましたので、その時と同様に中身を空けて基盤を拝見することにしました。
まずは中身を拝見
真ん中に鎮座しているICは SC92F7352X という汎用マイコンです。ばけたんと同じマイコンですね。
そして、その左側に写っているのは汎用の2回路入りオペアンプのLMV358です。これはばけたんにはありませんでした。
マイコンの右側に3つ並んでいる3本足の部品はトランジスタで、裏面のマルチカラーLEDのドライブ用のようです。オペアンプの左側の二つのダイオードはショットキーバリアダイオードというところまでは追うことができました。
裏面を見てまず目を引くのは二つの渦巻状のパターンでそれぞれANT-IN、ANT-OUTとコメントされています。ANT-OUTの裏側はオペアンプのあるほうなのでオペアンプで増幅した何かをANT-OUTに送っているものと推察されます。
このアンテナで場の状態を測定したり浄化したりということを行っているのでしょうね…
場の状態の測定について
まず、場の状態の測定についてですが、以前書いた記事で考察しているので詳細は省きますが、内部で乱数を発生させて乱数の偏りで状態の良しあしを決定しているものと思われます。
瞑想モードについて
以前紹介したねとラボの記事にも書いてあったのですが、シューマン共振波を発生させているようです。
調べてみるとこの手の装置は、例えば「シューマン共振発生器」というキーワードで検索するとたくさんヒットしますのでここでは詳しくは書かないことにします。
場の浄化について
場の浄化については前回の記事では結論は出なかったのですが、この手の別の機械について調べていた時にヒントを得ることができました。Arduinoでラジオニクスを作れるという記事について調べていた時に内部でやはり乱数を発生させていることが分かりました。乱数の発生方法は以前私がお化け探知機のオマージュを作った方法と違い、電圧を2回測定して電圧が上がったか下がったかを判定して乱数にしているようです。どうやら、HotBitsという真乱数の発生アルゴリズムでこの方法が使われているようです。
もしまもりだまもこの方法で乱数を生成しているのだとしたら、電圧測定のタイミングで隣で電圧を変化させる操作をすれば発生する乱数を操作できるのではないでしょうか?
例えば、2回目の電圧測定結果が1回目よりも高くなる方向に偏っている場合には、2回目の測定のタイミングで電圧が低くなるような操作を行う、などの操作を行えば出力される乱数の偏りは減少させ「場の浄化」ができたことになるのではないでしょうか?
まとめ
場の浄化はHotBitsアルゴリズムで生成される乱数に偏りが生じた場合に外部から干渉して偏りを減らす作業である...かもしれない