始めに
元ネタの在り処
- P・F・ドラッカー著書の「マネジメント・上」
ここに書いてあることはP・F・ドラッカー著書の「マネジメント・上」を読めば正確な事が分かるし、
普通にいい感じの日本語訳が出てるからまずは読むことをお勧めする。
ていうか趣味としてああいう本を読んだとしても面白いぞ。
普通に情報コスパいいし、頭のいいキャラクターを創作する上では必須のツール。
何が言いたいのか
強いて言うなら、「頭のいいキャラクターを作る上でまとめる必要があった事象」をまとめた事が言いたい。
ここに全体の主張は必要なく、むしろ個々の主張を読み解く必要があった。
つまりマネジメントを通して、ポエムを作る必要があった。
良い会社、良い社員、良い関係とは
誰にとって良い会社なのか。もちろん社会にとってだ。
誰にとって良い社員なのか。もちろん会社にとってだ。
社員と会社の良い関係とは何を意味するのか。まだ、分からない。
3つの円とカンパニー・ロイヤリティー
会社と社会の関係
顧客ロイヤリティーは聞いた事があるだろう。マーケティングを耳にしている者ならば、まず通る道の1つだ。
一方で、会社のロイヤリティーを考えている人は相応に少ない。
まずもって、会社が社会に生かされている事の本質をまとめよう。
3つの円
- 社会的正当性
- 社会的に歓迎される、弾圧されない
- メンバーが事業に喜びを感じる
- 社会的存在性
- セグメントで一番になる、ブランド
- 安さ、性能、コストパフォーマンス、耐久性、信頼性、UI、拡張性、シンプル性、etc...
- シンプル、セグメント規模が大きい部分で一番だとより存在感が増す
- 社会的存続性
- 経済的に成り立つ
- 顧客に対し、存続の為の対価を求める姿勢
- 互いに利他的であることの要求
欠けてはならない
どれか1つが欠ければ、社会追放は免れない。
とはいえ、現在でも姿形を変え、身を隠しながら、追放から逃れている会社もある。自信があるなら真似るのも手だ。
日本は制度と伝統上の理由で社会的正当性の変遷が遅れている。
奴隷制に近くとも、個人情報を垂れ流したとしても、多少の弾圧で免れる事が多い。
3つの円とエンプロイ・ロイヤリティー
社員と会社の関係
会社のロイヤリティー以上に放置されているのが現状だ。
社員は本質的に顧客と同等だ。故に、扱い方を間違えると会社は社会追放となる。
3つの円
- リピーター
- 長く、高品質な労働力を支払う
- 継続的学習、積極性と改善
- ロングライフ
- 転職・退職する事を行わない
- よりよい条件の会社になびかない忠誠心
- パブリッシャー
- 会社のプロファイルを担う
- 明示的、暗示的にも、会社の代表として宣伝を行う
負の作用を生み出す円
勤めている割りに生産性が異常に低い上司は居ないだろうか?
即座に転職する新人が居たことはないだろうか?
社員が会社の看板に対して泥を塗るような事はしていないだろうか?
気をつけなればいけないのは、負の円が存在することだ。
そして、根本的な解決を提供しなければ、負の円はゼロサムゲームのように、表面的な問題が変移する。
一方の負の円が小さくしたとしても、他の円が大きくなるだけだ。
この性質を知らないと、いたちごっこが始まるか、対処を放棄する事になる。
3つの円と仕事とキャリア
will, must, can
これは非常に出回っている内容だ。ただし、日本限定だ。
しかし、同様に重要な事実でもあるので、乗せよう。
これは社員の仕事とキャリアに関するヒントとなる。
同時に、ロイヤリティーに関するヒントでもある。
その上で、次の違いは理解すべきだ。
- 仕事:金銭を受給する為に行うこと
- キャリア:将来的な学習、経験を獲得すること
3つの円
- やりたいこと
- 求められてること
- できること
ロイヤリティー
当たり前だが、人はやりたいことを望む。
それを援助するような仕事を与えることは、リピーターとなり、ロングライフで、会社のパブリッシャーにもなる。
できることを与える仕事は、キャリアに傷をつけることになる場合がある。
少なくとも何一つ、その人の将来をよい方向に変えないのだ。むしろ、時間を奪っていると考えられるかもしれない。
働く事
働く事に必要な力
力を授けること
コミュニケーション・コストを必要以上に相手に被せてはいけない。双方の対人力が低下するからだ。
ノウハウを独占してはいけない。双方の技術力が低下するからだ。
課題やソリューションを押し付けたり、一方的に求めてはいけない。双方の対課題力が低下するからだ。
相手の困っている事を無視したり、自分の困っている事を押し付けてはいけない。双方の対自分力が低下するからだ。
4つの力
- 対人力
- 他者とのコミュニケーション
- 技術力
- 価値を生み出す、ソリューションの実現
- 対課題力
- 課題を見つける
- ソリューションを生み出す
- 対自分力
- 困難なことに挑戦し、継続し、達成する力
- 昨日の自分より、今日、今日より明日の自分が成長すること
- モチベーションとセルフ・マネジメント
まずは地固め
他者を助けられるほど力が自分には無いかもしれない。
そういう時は、PCゲーム「Getting Over It」をプレイする事をお勧めする。
4つの力について理解が進むだろう。なによりも、対自分力を求められるゲームだ。
これは真面目な話だ。