TL;DR
- マグネットケーブルで端子もげを防ぐと良い。
- 互換性には注意しつつ、親指用に背の低いキースイッチを購入すると良い。
- はんだなしで使える自作キーボードはあるが,故障した場合に備えてはんだこてを買うべきである。
はじめに
キーボードにこだわりを持つ人が増えています。僕も長期インターンを始めた当初,メンターさんがHHKBをコトコト打ってるのをみて「自分のキーボードほしい!!」となりました。そして去年の冬ごろにChrone Cherry V3を購入して組み立て,その後ずっと使い倒しています。
今回は分割キーボードを使ってきて感じたことのうち「最初に知っておくと良いのではないかな」と思ったことをざっくばらんに共有します。
その1: USB端子はもげるので対策が必要です
多くの先人がこの点について警告していました。僕は以下のケーブルを使っています。磁石でケーブルを脱着できるようになってます。
なお,購入の際にはレビューを確認することをおすすめします。(念のため)
このケーブルではなくてもいろいろあるかと思いますので,こんな感じでとにかくUSB端子もげを防ぐことができるようなケーブルを準備すると良いです。
その2: 手の形的に親指とその他の指でキーの高さを変える(といいんじゃないでしょうか)
分割キーボードをこのような感じでテンティングせずに使う場合指は全て下向きとなります。
このときに親指のキーが他のキーと比べて同じ高さにあると親指の付け根のあたりが疲れますので,親指の部分だけロープロの軸を使うと良いと思います。
その際に注意してもらいたいのが互換性です。
上の表は以下のページから拝借してます。
大体の方がCheeryMX互換のキーボードを持ってらっしゃると思うので簡潔に行ってしまえば上記リンク先の軸を購入されることをおすすめします。(僕はこのタクタイル版を使ってます。)Kailhの方はKailhのスイッチを買うようにしなければなりません。
「厳密に言うとロープロファイルではない」とのことですが段差をしっかり感じられ親指の痛みもなくなりましたので,少なくとも今回のようなユースケースにおいてはこの軸おすすめです。
その3: はんだこては買っとくといい
これは組み立てたあとに気がついたのですが,最近ははんだ不要で軸とキーキャップを用意するだけで分割キーボードが使えるようになるみたいです。(組み立て済みとか,サービスとか)
分割キーボードのとっかかりとしては最も手軽ですが,僕はあえて「はんだこてで組み立てるべき」と主張します。
なぜならば,故障したときの心理的負荷が全然違うからです。なんかおかしい挙動をしたらとりあえずはんだづけをやり直すorパーツを変えるで大体直ります。(詳しい方に怒られそう)もしも最初に組み立てていれば構造がわかっており簡単に修理できます。
もしそうではなかった場合,まず「修理しようか買い直そうか」でまず悩み,次に「どうやって修理しよう/次は何を買おう」と悩みがどんどん増えていきます。これは良くないです。(ですよね?)
また,僕のような学生にとっては,故障するたびに買い直すよりも故障した部品だけ買い替えて修理する方が経済的に優しいです。
最後に
今回は自作キーボードについてのあれこれを雑に書きました。自作キーボード始めたい人がこの記事に辿り着くのか甚だ疑問ではありますが,もしもこの記事をここまで読んでくださった方には感謝を申し上げたいと思います。ありがとうございました。