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adtech tokyo 2018から見えてくるデジタルマーケティングにおける最新技術動向

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10回目をむかえたadtech tokyoが10月4日〜5日の二日間、東京国際フォーラムで開催されました。毎年、1万5000人の来場者を集め、多数のキーマンによるカンファランスが魅力の広告マーケティング関連のカンファランス兼展示会。最新技術のデジタルマーケティングにおける活用事例やマーケティング分野における技術動向などが垣間見える場です。今年のadtech tokyoの内容について、TechWaveがアドテック東京とのコラボレーションで、28人のアドバイザリーボードメンバーのインビューを公開しています。TechWaveのレポートの中からのピックアップを中心に今年のadtech tokyoから見えてくるデジタルマーケティングにおける最新技術動向を解説します。

※下記サイトからの転載。ビッグデータ・AIなどに関するトピックを毎週取り上げています。
TechCrowd: https://www.techcrowd.jp/related/

#[ついに開幕!アドテック東京2018はやっぱりすごかった] (https://www.trans-plus.jp/report/adtechtokyo2018_report_20181005/)

トランスコスモスの最新デジタルトランスフォーメーション情報サイトであるtransplusに掲載されている、アドテック東京2018のレポート記事です。写真が多様されていて会場の様子がよくわかる記事です。

初日のキーノートの前に朝9時からモーニングセッションが開始されたようです。初日のモーニングセッションは「チームクリエイティビティ2018」。 Kaizen Platform須藤氏をモデレーターに、クー・マーケティング・カンパニー音部氏、博報堂ケトル木村氏という豪華なメンバーで議論が繰り広げられ、朝一の会場があっという間にオーディエンスで埋め尽くされてしまったようです。

「F1: 自分が欲しいものが分かっていない消費者を、どう導くべきか?」では、各メディアで脚光を浴びる「今、一番勢いのある編集者」の幻冬舎・箕輪厚介氏の登壇に加え、ONEMEDIA明石ガクト氏が直前に【Brand Summit Best Presenter Award】を受賞したこともあり、会場の熱気は最高潮になったとのこと。

そのほか、Twitterでのアドテック公式ハッシュタグ【#adtech10】の案内など、まずは今年のアドテック東京の雰囲気を感じてもらうことはできる記事です。

#[広告業界はAI研究者の就職先になれるか] (https://techwave.jp/archives/adtech-tokyo-2018-interviews-17.html)

TechWaveのadtech tokyoの特集記事のピックアップ一本目です。サイバーエージェントアドテク本部&上級執行役員内藤貴仁氏へのインタビュー記事で広告の分野でも画像解析や自然言語処理などAIに関するキーワードをよく耳にするようになった
一方で、業界で技術者や研究者はまだごく少数である現状に関してお伺いしたインタビューになっています。

デジタルマーケティングのトレンドとして、単にCPIやCPAを計測して最大化するだけでなくブランドリフトやリアル店舗への送客数を上げたいという要望か増えてきているとのこと。広告の配信の精度が上がってきて、ユーザーの個別認識ができるようになってきているからこそ届けられる広告のクリエイティブをターゲティングしたものとすることも求められてきているようです。

また、まだまだ広告業界はAIの仕事場としてエンジニアに認知されていないということを課題と認識しているよゔですが、サイバーエージェントの広告事業専任の技術者と研究者で350名ほどには増えてきているとのこと。ネットでのアフィリエイトのリアル来店送客版というこで来店型成果報酬広告のようなプロダクトも作っていきたいとおっしゃっています。

#チラシのデジタル化が動かす「必然の買い物欲」

TechWaveのadtech tokyoの特集記事のピックアップ二本目です。凸版印刷株式会社メディア事業推進本部副本部長(兼)株式会社マピオン取締役の亀卦川篤氏へのインタビュー記事です。BtoB企業のイメージが強い印刷会社にて珍しい生活者向けのメディアサービスを率いる亀卦川氏に「生活に気づきを与え、動いてもらう情報」をお伺いしたインタビューになっています。

凸版印刷がむかしから手がけているチラシ、それから月間1000万人以上の主婦ユーザが利用する電子チラシの「Shufoo!」を運営する亀卦川篤氏としては、GPSやビーコンなどの位置情報関係の技術には関心があるとのこと。

亀卦川篤氏が指摘していた内容で興味深いのは、ECサイトで何か買い物をする時は自ら「○○を買おう」と「物欲」を起点に閲覧してる一方で、スーパーやドラッグストアへの買い物は「買い物に行かなくちゃ生活に困る」という「必然の買い物欲」による頻度の高い消費行動で、具体的に何を購入するか決まっていないことも多く、決めることが負担にもなる消費行動であって、そのような相手に対してターゲティングすることは必ずしも正解ではないとのこと。

セグメントされていない情報接点によって新たな気付きをどうやって作るかがアドテクノロジーの分野では今後必要な要素になるでしょうといっています。チラシやShufoo!などがもっているのは何が買いたいのかは決まってないけど買い物に行かなければいけない人たちとの接点。そして主婦の方々がチラシやShufoo!を見ることが日常生活の一部になっている。

これらの接点を生かして、一人ひとりのユーザーとその生活地域を基点としたスモールなマス、パーソナライズを掛け合わせた情報提供と気付きを与えて行きたいと目指す方向を語ってくれました。この複数の情報接点からリアルな行動データを集めて行くことが私たちのDMP(データマネジメントプラットフォーム)でも武器になっていくと考えているとのことでした。

#[強烈な神童と技術がビッグウェーブを生み出す] (https://techwave.jp/archives/adtech-tokyo-2018-interviews-13.html)

TechWaveのadtech tokyoの特集記事のピックアップ三本目です。トランスコスモス株式会社取締役上席常務執行役員兼CMO 佐藤俊介氏へのインタビュー記事です。

いま注目している技術として答えているのが「ブロックチェーン」。技術がすごいというより、みんなが「こんなのあったら絶対いいな」と思える理想を作り出せる可能性に注目しているとのこと。たとえば広告がないサービスを実現することなどにしても、ブロックチェーンとICOを活用することで応援者とサービス提供者を資金面含めて正しくつなぎ合わせることにより実現できる可能性を感じると述べています。

これまで「物を高く売る」「儲ける」の上のレイヤーのビジョンってなかなかビジネスの世界で持っている人は少なかったが、ブロックチェーンの分野には人類ファーストみたいな壮大なビジョンを持った人が集まりそうとのこと。

そのような変化の中でマーケティング的にはCPAなどの数値の最大化を追いかけることよりもビジョンが勝負の鍵になる時代になるだろうといっています。小手先は通用しなくなってきており事業の大義やビジョンが大事になってきている。またネット広告でだます小手先のテクニックはダメだが、ただダメというだけでなく破壊の先の創造をしていくことが重要な時代になってきていると結んでいます。

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