はじめに
令和6年度春期のネットワークスペシャリスト試験を受験して無事合格しました。
その体験談をここに記録しておこうと思います。
今までやってきたこと
- 高校1年の秋にITパスポート試験を受験 → 合格
- 高校2年〜3年の間に基本情報技術者試験を3度受験 → 3度目でようやく合格
- 大学1年の秋に応用情報技術者試験を受験 → 合格
- 大学2年後期からCCNAの勉強を開始 → ネットワークに関する知識をつけ始める
ネスぺを受験した動機
「応用情報まで取ったし、どうせなら高度試験まで揃えてみたいな...」と思い、興味のあるネットワーク分野なら勉強もなんとかできるのでは?と結論づけて挑戦し始めました。
これが地獄の始まりでした。
勉強期間と詳細
午前1試験
応用情報合格による午前1免除がギリギリ生きていたため勉強はしてません。
(助かった!)
午前2試験
試験日の8ヶ月前(夏休みくらい?)あたりから午前2の教本と、過去問道場をちょこちょこやり始めました。
ちょうどCCNAの内容もやり始めた時期だったため、知識がどんどん入ってくる期間でもあり楽しかったです。
良かったのはここまでです。
午後1・2試験
やろうやろうと後回しにして気付けば年末になり、本腰を入れたのは1月あたまからでした。
午前2と同様に参考書も多数ありますが、午前2教本の付録でついてきた過去問と解説のPDFを印刷して勉強しました。
これが何より分量の多いこと!!!
午後1は4〜5ページ、午後2に至っては8〜10ページもの問題文を読む必要があります!
2周目以降も含めると午後1の過去問は約12年分、午後2の過去問は約10年分を解きました。
試験当日
午前試験
令和6年4月21日、とうとう決戦の日です。
午前1免除を申請していたため、10:50から試験が開始しました。午前1から受けると9:30から開始なので、免除していて本当に良かったです。
部屋にはおそらく実務経験を積んだ社会人が大半だったと思います。
やはり高度試験、万全に準備した午前2試験ですら緊張しました...。
午前2に関しては過去問で見た顔が多数出題され、解くうちに不安もなくなり途中退室できました!
午後試験
昼休憩を挟み、いよいよ午後試験です。
午後1では3問中2問を選択して90分で解くのですが、
- 問1: コンテンツ配信ネットワーク
- 問2: SD-WANによる拠点接続
-
問3: プロキシサーバおよび負荷分散
に関する内容で、問1と問2を選択しました。
手応えは五分五分で、続いて午後2に挑みます。
(この時点でもうヘトヘトで、頭が若干痛み出しました)
午後2では2問中1問を選択して120分で解くのですが、
- 問1: VXLAN
-
問2: 電子メールセキュリティとDNS
に関する内容でした。
『VXLAN!?!?』となりましたが、電子メール関連はもっと不安要素が多かったため、玉砕覚悟で問1を選びました。
(結果的に問2は問題不備があったようですが、SNSで賛否両論のため選ばなくて良かったなと...)
結果
無事合格しました!!!!!
不安だった午後1はなんと70点!自己採点を大幅に超えてきました。
比較的新しい技術VXLAN
が題材の問1を選んだ午後2は、なんとか60点を超えておりました。
応用情報に引き続き一発で合格できたことはとても嬉しいです!
おわりに
午後問題対策を鬼のように進めた2〜4月がかなりしんどかったですが、勉強の過程で知識を深められたこと、合格したことによりその知識に箔がついたことが何より誇りです。
またこれからネスぺや高度情報試験にチャレンジする方は、午前1免除を活用すると楽に試験を進められますので、ぜひ応用情報の合格や高度試験の午前1の合格も戦略としていただければと思います!気持ちの余裕からなにまで本当に変わります!!